「きらぼし銀行を辞めたい」
「サービス残業ばかりで、もう限界……」
「地銀から転職した先輩ってたくさんいるのかな?」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
東京、神奈川を中心に店舗を展開している、きらぼし銀行を辞めてWeb広告運用の会社へ転職した和田さん(仮名)からいただいたお話です。
和田さん プロフィール
・30歳 男性
・都内の私立大学を卒業後、新卒で旧八千代銀行へ入行
・個人営業や法人営業を担当後、2年前に転職
・給与面の安定と人間的な成長を求めて地方銀行へ就職
・サービス残業が多く、土日がしょっちゅう潰れる
・女性の管理職は少なく、組織風土は古い
・将来性も考慮して、WEB広告運用の企業へ転職
今でも学生の就職先として、上位に来ている地銀ですが、和田さんはどのような体験をしそして転職していったのでしょうか。
最後までお読みいただければ、関東の地銀が置かれている「今」がわかって、あなたの理想の働き方探しに役立ちますよ。
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<この記事をまとめた人>
・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
・毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
きらぼし銀行を辞めたい、入行した理由
安定と人間的な成長ができそうと感じた
きらぼし銀行は、2018年5月に八千代銀行と東京都民銀行、新銀行東京が合併して生まれた銀行です。
私は、旧八千代銀行での採用です。
私が就職活動をしていた頃は、まだリーマン・ショックから日本経済も立ち直っていませんでした。
そんな中で、安定した就職先と聞くと、やはり銀行が思い浮かびました。
また、業界研究をしていくうちに、地域に密着した提案営業ができる点と、若いうちから経営者に会えることで人間的に成長できる点も魅力的に感じました。
給料が安定していて福利厚生も充実
実際に働いてみて、給料が安定して支払われる点、賞与も年2回きちんと支給される点は魅力的でした。
大手メーカーに就職した友人も、業績悪化に伴うボーナスカットなどがあったので、その点銀行は恵まれてるなと思いました。
また、社宅や寮もあり、持株会や提携施設などの福利厚生も充実していました。
連続休暇も年2回取得が義務付けられていたので、よい制度だと思いました。
きらぼし銀行を辞めたい、メインの理由
サービス残業が多い
残業は従業員組合との規定で月30時間以内と決まっていました。
が、業務が多忙になるとそんなことも言ってられません。
転職前は、8時に出社して20時まで、遅い時は22時過ぎまで支店にいたこともありました。
月30時間に収まらない場合は、サービス残業となります。
きちんと残業代がもらえる会社に勤めている大学の同期などの話を聞くと、ほんとやってられないなと思いました。
土日が潰れる
特に若手は、土日は地域イベントやボランティア活動などに駆り出されます。
もちろん給料は1円も出ないですし、代休もありません。
また銀行全般に言えることですが、資格試験の勉強に追われます。
FPや簿記などはまだ潰しが聞きますが、銀行業務検定、あれはほんとクソ資格でしたね。
参考書がそもそもわかりづらいですし、あの協会は銀行からの天下り採用者を優遇するための組織にしか見えません。
勉強した時間を返せ、と今でも思ってます(苦笑)
きらぼし銀行のノルマはきつい
目標数字は、「一人ではとても無理!」という量が降り掛かってきます。
特に合併前は、旧八千代銀行として少しでも合併後の発言力をよくしたいのか、預金を集めろ! 融資残高を伸ばせ! との叱咤が飛んでいました。
当然、できないと上司から指導が入りますし、支店長のパワハラがきつくて辞めていった同期もいます。
合併に伴い、システムが変わり、通帳が切り替わったり、書式が変更になったりと煩わしい事務もたくさんありました。
きらぼし銀行を辞めたい、将来性
首都圏は金融機関の競争が激化
きらぼし銀行の将来性は、はっきり言って厳しいと思います。
東京、神奈川には、都市銀行以外にも東日本銀行、東京スター銀行、横浜銀行、さらには信用金庫など競争が激しいです。
きらぼしも、経営が微妙だった三つの銀行の「敗残兵の寄せ集め」、と揶揄する人もいました。
きらぼし銀行の組織風土は古い
「きらぼし銀行でなければできないこと」はないですし、極論なくなっても困らないと思います。
経営陣は「今までにないサービスを生み出す」ことを掲げていますが、銀行は「出る杭はどんどん打って埋める」保守的な組織です。
組織風土を変えるには、相当な時間や痛みが必要なのではないでしょうか。
参考:きらぼし銀行公式サイト
きらぼし銀行を辞めたい、女性は活躍できるのか?
女性の管理職は少数派
男性も女性も保守的な考え方の人が多いので、女性でバリバリ管理職として活躍する人は少数派です。
産休や育休、時短勤務の制度はありますが、出世している女性は独身者か、親が子どもの面倒を見てくれる人がほとんどです。
女性の先輩が復帰した時に、「毎日時短で帰れるとは思わないでくれ」と支店長からやんわりと諭された、という話も聞きました。
出世も割り切れば女性も長く働けるのではないか
ただ、預かり資産の営業や窓口での高齢者への対応など、一般的に女性の方が向いているのでは、と思う仕事も多いです。
割り切ってしぶとく生き残っていくことができれば、女性にとっても働きやすいといえます。
きらぼし銀行を辞めたい、どんな転職先があるの?
公務員やメーカーなど求人は多い
若い世代は、ノルマ漬けの営業を嫌ってか、公務員試験に合格して辞めるパターンはよく聞きます。
東京都庁や横浜市役所、地元の市役所などに進んだ人を何人か知っています。
他、実際に転職活動してみて、メーカーの営業や経理・財務職など、元銀行員を求めている企業は多いと感じました。
私の場合は、公務員試験を受けるガッツもなかったのと、これからはビジネスマンとして、ITのキャリアは何かと役に立つと思って、民間のIT関連の営業を中心に転職活動をしました。
Web広告業界は将来性バツグン
結果、従業員30名くらいのWeb広告運用の会社で営業職をしています。
Web広告自体は、テレビCMを超える市場規模となっており、コロナでさらに需要が伸びている業界でもあります。
2020年春頃のコロナショックで、企業の広告出稿が止まった時は冷や汗を書きましたが、その後はV字回復以上の成長を遂げています。
年収も少し減りましたが、集客に悩むクライアントのお役に立てた時はやりがいを感じます。
ゆくゆくは広告運用の戦略もきちんと立案できる、マーケターとして人々のお役に立てたらと思っています。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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