「長野銀行に勤めているけど、もう辞めたい」
「キャッシュレス時代に、このまま銀行で働いていて良いのかな？」
「地元勤務ゆえに、有ること無いこと噂が広まってしまい不愉快」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
長野銀行を退職して、税理士事務所へ転職した、坂上さんからいただいた体験談です。
坂上さん プロフィール
・25歳 女性
・高校を卒業後、長野銀行へ入行
・テラー、預かり資産営業などを担当後、2年前に転職
・地域密着で地元で働ける銀行のため志望
・年配者への営業活動がきつい
・キャッシュレス化も影響して退職を決意
・転職先は、公務員、税理士事務所、起業など様々
ほとんどの支店を長野県内に持つ、第二地方銀行に位置する長野銀行。
転勤しても長野県内、という安心感から就職志望する人も多いようです。
とはいえ地元勤務ならではの悩みもあるようで、退職を考える人もいるようですね。
最後までお読みいただければ、地銀を取り巻く「リアル」がわかって、あなたの今後のキャリアを考えるきっかけになりますよ。
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＜この記事をまとめた人＞
・年齢：30代後半 関西在住
・地元でリテール（個人営業）として奮闘中
・毎月１万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
長野銀行を辞めたい、入行した理由
地域密着で地元で働ける銀行のため志望
長野銀行を志望した理由は、地域に密着した銀行ということと、地元の方々との触れ合いが良いと思ったからです。
異動等も長野県内で、県外に出ることもありません。
地元から離れなくても充実した仕事が出来ると思い志望しました。
長野銀行に入行して良かった点
長野銀行の良い点は、上記のとおり、異動等があっても長野県内での移動で、地元から離れなくても良いところです。
長野県と言ってもかなり広いです。
行ったことのない地域や、住民や暮らしの知恵や方言、食べ物、名産物、なかなか行けない場所や土地もあります。
経理や税務の知識も効率的に身についた
同じ県内でも沢山の色々な事が分かりました。
金融機関としても長野県に密着しており、信用も高く、安心して利用してくれるお客さんが沢山いました。
経理や税務等の勉強も、先輩達から勉強方法を教えてもらえたりするので良かったです。
長野銀行を辞めたい、メインの理由
地元の銀行ゆえに全て筒向け状態
長野銀行で合わなかった点は、地元だけに、地元の人が誰かとつながっていることです。
対応がうまくいかなかったり失敗等をした場合、金融機関に知り合い等がいるので全て筒抜けになってしまいます。
会計ミスや紙幣の数えミス等、どんな事があっても全部分かってしまいます。
誰しも失敗やミスがあるのはいいのですが、それが大きく膨らんで人づてに話されて、親族関係にすぐに伝わってしまいます。
ミスは認めますが、ありもしないことを言われるのは不快になりました。
キャッシュレス時代を見据え退職
銀行員になってみて、お金の知識は付きました。
しかし、お札や硬貨を数えたり、常にお金に触れていることは、私は合わないと思いました。
お金を触ると凄く手が汚れるし、汚いし、お札で手を切ったりすることもありました。
お金は嫌いではないですが、現金を扱う作業に飽きてしまいました。
これからはキャッシュではなく、数字上でのやり取りやクレジットカードでの支払い等が増えてくると思い、退職をしました。
長野銀行を辞めたい、ノルマがきつい
営業が苦手な人は上司からの圧がすごい
私自身が元々接客のアルバイトをしていたこともあり、ノルマはそんなに大変ではありませんでした。
営業では、保険の勧誘と一定人数の銀行の預貯金を勧める仕事がありました。
人と話したり、勧めるのが苦手な人は、上司等からの圧力がかかってきます。
年配者への保険投信の営業活動が難しい
支店によって地域性があり、保険の勧誘が出来る地域と、預貯金の勧誘が出来る地域があります。
田舎の方の支店ですと、お年寄りが沢山いますので預貯金はしてくれます。
一方、保険の勧誘では、お年寄りは地場の付き合いで固まっているので新規で加入いただくのは難しいです。
お年寄り相手は、保険や投資の内容の説明や仕組みを説明しても理解してくれないので、相当難しいですね。
都心部では預貯金への営業活動が難しい
都心部の方に行くと、今度は預貯金をしてくれる人がなかなか居ません。
都心部では、転勤等で県外から来た方がいたりします。
そのため長野県内しか無い銀行に預貯金はなかなかしてくれません。
長野銀行を辞めたい、将来性
支店を持たず人件費削減できる銀行が理想的
現在の金融機関については、支店等を持っている銀行のメリットがありません。
ゆうちょ、信用金庫等、支店がある銀行は人件費がかかりすぎています。
利息はかなり少なく、手数料を多く取ったり、営業時間外での出入金にも手数料がかかる始末です。
支店を持たない銀行が主流になり、人件費を掛けずに運営するのが良いと思います。
支店が無い分、振込手数料などの手数料や、利息も他銀行より多かったりします。
支店を構える銀行は縮小、あるいは人件費の大きなカットやリストラが目立ってくると思います。
キャッシュレス化が進み現金は不要になる
キャッシュも手元にあるのではなく、数字上での行き来や、クレカや電子マネーでの支払いが出来るようになってきています。
クレカや電子マネーでの支払いで、割引やポイントまでついてきます。
現金のみの支払いはそろそろ厳しいと思います。
参考：長野銀行公式サイト
長野銀行を辞めたい、どんな転職先があるの？
主な転職先
転職先は、公務員（長野県庁や地元の市役所）、会計事務所や法律事務所、個人で起業した方もいらっしゃいます。
数字には強くなっているので、税理士や行政書士等の資格を持っていれば、個人運営でやるのもありだと思います。
特に税理士は、税金の自己申告や他企業からの依頼でも需要があるので、良いかと思います。
事務職への転職も人気があります。
しかし数字の計算はAIが計算出来たり、自動で打ち込みが出来るシステムがあるので、将来性がないと感じました。
税理士事務所へ転職
私自身は、税理士事務所へ転職しました。
将来的には税理士の資格をとって、経験を積んで手に職をつけたいと考えています。
銀行で学んだ簿記などの資格を活かすことができますし、正確な事務処理の道筋をつけることができるのは重宝されます。
繁忙期はそれなりに忙しいですが、お年寄りに無理やり金融サービスを勧める、などの心が痛むようなノルマはありません。
転職してよかったと思います。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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長野銀行を辞めたい人におすすめの転職サービス
それでは坂上さんのお話をもとに、長野銀行や地方銀行を辞めたい人におすすめの転職サービスをご紹介しておきます。
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