「三十三銀行に勤めてるけど、もう辞めたい」
「体育会系の雰囲気がもう無理」
「ノルマのために身内や友人勧誘するのがツラい」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
三重県の優良地銀である三十三銀行。
そんな有名金融機関を辞め、地元大手企業へ転職した、本多さん（仮名）からいただいた体験談です。
本多さん プロフィール
・30歳 男性
・大学を卒業後、新卒で三十三銀行へ入行
・個人ローン、法人営業などを経験
・約１年前に地元メーカーの経理職へ転職
・地元就職だと、銀行か公務員の二択だった
・ノルマ達成のために友人を失う
・職場では怒鳴る、机を蹴るなどのパワハラが横行
・地元大手企業に転職、今は穏やかな日々を送る
地銀のダークな話や、地方での転職体験をたくさんうかがうことができました。
特に、ノルマでつらい思いをしているあなたは、共感必須の記事ですよ。
最後までお読みいただければ、地銀を取り巻くモヤモヤから抜け出し、これから進むべき道が見えてきます。
＜この記事をまとめた人＞
・年齢：30代後半 関西在住
・地元でリテール（個人営業）として奮闘中
・毎月１万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
三十三銀行を辞めたい、入行した理由
地元だと、銀行か公務員しかなかった
地元志向が強かったため、地元で仕事を探していました。
そうなると、就職先の選択肢があまりありません。
ある程度の収入や福利厚生が見込まれて安定している、募集人数が多い応募先で絞ると、金融機関か公務員くらいしかありませんでした。
休暇や給与に不満はなかった
年間休日が120日以上あり、土日祝日と年末年始に出勤することは無かったです。
給与面ではそこまで不満を感じたことはありません。
収入は年功序列で増加していくことが見込まれていて、その増え方を聞いて全く不満は感じませんでした。
銀行勤務は好印象だった
「銀行員」という肩書で、社会的な信用を得ることができたことはとても良かったと思います。
プライベートで友人や恋人と仕事の話になった時でも、銀行で働いていると伝えると、「エリート」や「安定」といった好印象を抱く人が圧倒的に多かったです。
三十三銀行を辞めたい、メインの理由
体育会系の雰囲気がやばい
組織全体で、体育会系の雰囲気が根強かったです。
怒鳴ったり、引っ叩いたりといったシーンを職場で頻繁に目にしました。
私も上司から怒鳴られたことがあり、強いストレスを感じていました。
私は事務方の業務担当でしたが、なぜかノルマが張られていました。
営業の機会が限られているにも関わらず、なぜ数字を課せられるのか全く納得ができませんでした。
女性の担当者もつらそうだった
女性の預金担当も、よく店の裏で辛くて泣いている人やトイレで吐いている人もいたようです。
職場は、幅広い年代の人が多く、飲み会や旅行が定期的にあったせいか、職場恋愛や不倫の話もよく聞きました。
元から恋人がいた自分は出会いを欲しているわけではなかったので少し不快でした。
地元貢献が理不尽すぎる
休日に地元のイベントへのボランティア、得意先の販売物を半強制で買わせるなどの文化が当たり前でした。
地銀特有ですが、理不尽であると感じていました。
有給休暇は年に20日与えられていましたが、消化できるのは年に10日ほどです。
残った分を消化することは、許されない雰囲気でした。
三十三銀行を辞めたい、ノルマがきつい
目標・ノルマの達成は支店長を始めとする偉い人たちほど、給与や評価に直結します。
そのため、部下にきつく当たっていました。
営業回りをしている得意先や、店頭で接客している窓口の女性たちではとても達成できない目標・ノルマが毎期張られていました。
事務担当にまでノルマが割り振られる
事務方であり接客などあまり業務上行わず、営業先のない部署までノルマが勝手に張られていました。
連帯責任というやつです。
家族や友人とのプライベートの時間を犠牲にして営業させられたのは、本当に苦痛でした。
営業ノルマで友人を失った
ノルマのために友人を勧誘することになりました。
今回はどの友達に声をかけようか、考える時間がツラくすごく嫌でした。
このノルマのせいで関係が悪くなり、失った友達も少なからずいます。
先輩が目の前でビンタされる
よく思い出すのは、ノルマに対してぬるくやり過ごそうとしていた当時の先輩のことです。
のらりくらりとしていたら、私の目の前で得意先の人にビンタされました。
思い切りぶたれました。
今でも忘れません、衝撃でした。
三十三銀行を辞めたい、将来性
銀行以外の手段が増えている
金融機関の将来性はジリ貧だと思います。
今の時代、企業も個人もクラウドファンディングやQRコード決済、ネットバンキングなどが簡単にできます。
手段が多様化し、今まで金融機関でしかできなかった業務が増えました。
薄れる金融機関の価値
過去に先人たちが築き上げてきた地域の人たちや企業とのつながりは、簡単に切れるものではありません。
銀行の決済のインフラや、企業や個人に融資している役割は大きな存在感があります。
しかし、既存の金融機関の独自性や付加価値は確実に薄れてしまっているように感じます。
優良地銀やメガバンクが強い
三十三銀行は、2018年に三重銀行と第三銀行が経営統合、2021年に合併しました。
基盤を強くするのが狙いですが、県内では優良地銀の百五銀行が強いです。
また名古屋に近いエリアは、都市銀行も積極的に展開しています。
良好な取引先には、なかなか食い込めないのが現状です。
参考：三十三銀行公式サイト
三十三銀行を辞めたい、どんな転職先があるの？
公務員やコンサル業界が多い
金融機関は取得する資格がたくさんあります。
社会人になっても勉強する習慣が身についているため、公務員試験に合格し、役所へ転職する人も多いです。
また、銀行では企業のコンサルティング業務も経験できます。
営業回りをしていた人は、たくさんの企業の社長と接してきた経験もあります。
その経験と知識を買われて、コンサル業界に転職する人も多いです。
銀行経験を活かせば、転職可能
金融機関は収入が比較的に高く、独特の経験を積むことができます。
金融機関で働いた上で、福利厚生や安定をより強く求める人は公務員へ、収入やスキルをアップさせよりチャレンジしたい人はコンサルへ行く人が多いように感じます。
今は地元大手企業で穏やかに勤務
私は地元大手企業の経理職へ転職しました。
決算書の見方や銀行との付き合い方、役員との交渉ごとなど、銀行員としての経験は現職でも活きています。
職場は性格が穏やかな人が多く、地銀で体験したパワハラなどは皆無です。
転職して今はストレスなく過ごすことができています。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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三十三銀行を辞めたい人におすすめの転職サービス
それでは本多さんのお話をもとに、三十三銀行や地方銀行を辞めたい人におすすめの転職サービスをご紹介しておきます。
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