「銀行に入って3年目、ノルマがキツいし、将来性も不安……」
「もっと自分に合う仕事ってないのかな?」
「20代のうちの方が転職がしやすいって聞いたけど」
そんなあなたのための記事を書きました。
銀行や信金を辞めたい! 他の会社への転職も興味がある。
誰しも一度は、仕事を変えることについて考えたこと、ありますよね。
・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
・毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
本日は、特に20代の方へ向けて、転職を考える際に大事にして欲しいポイントや、具体的にどんな転職先があるのかを記していきます。
さらに行動してみたい! という方には20代の方におすすめの転職サービスも掲載しています。
今の勤務先に残るにしろ、辞めることを真剣に考えるにしろ、自分なりの転職の「軸」を持っておくことが大切。
この記事を最後まで読んでいただければ、会社へ向かう足取りが重かった過去の自分から一歩進んで、理想の働き方に近づくことができますよ。
もくじ
銀行員からの転職、20代で失敗しないポイント
知識はいくらあっても荷物になりません。
ぜひ、下記の5つのポイントだけでもメモをとってもらえると嬉しいです。
- あなたの年齢によって取るべき戦略が変わってくる
- 自分がどうありたいのか、目標を決めよう
- 転職したい理由を明確化しよう
- 未経験業界にも挑戦できる
- 扶養する家族がいないなら、チャレンジできる
年齢によって戦略は変わってくる
特に勤続1年目~3年目までか、それ以上の年齢かによって転職活動での戦略は変わってきます。
1年目~3年目(概ね26歳くらいまで)は第二新卒と呼ばれ、職歴が浅くアピールポイントが少ないです。
転職活動においても、特別な対策が必要になります。
退職する理由の深堀りや、自分のポテンシャルの伝え方などはちょっとしたコツをつかめば誰でも選考通過率が上がります。
場合によっては専門のエージェントを頼った方が成功への近道にもなります。
詳しくは、第二新卒に特化した記事を用意してますので、ぜひご参照ください。
そして、26歳~30歳未満までは一番転職がしやすい時期です。
銀行員としての経験をアピールできる場面も多く、未経験業界から同じく金融業界まで幅広い求人があります。
26歳以上に該当するあなたは、どうかこのまま読み進めてください。
自分がどうありたいのか、目標を決めよう
30歳の時にどうなっていたいですか?
35歳の時にどんな生活を送っていたいですか?
10年後、20年後を見据えたキャリアを、とよく言われます。
が、先の見通せない変化の激しい世の中、自分の40歳や50歳の時の姿を想像しろと言われても、なかなかツライ質問ですよね。
まずは、5年後、難しければ3年後でもOK!
どんな生活を送っていたいか、イメージしてみましょう。
仕事の合間に、ぼーっと空想してもOK(笑)
憧れる先輩や、理想の働き方に近い人が周りにいると、さらにイメージしやすいですね。
・英語を活かして海外で働きたい
・結婚して自分のペースで育児と仕事を両立させたい
・5年後はムリでも10年後はセミリタイアしてゆっくり暮らしたい
などなど、色々な希望が出てくると思います。
その希望は今の仕事のままで叶えられますか?
「もしかしたら、今のままでも働き方を工夫すれば叶えられるかも…」
そう思ったあなたは、そっとこのページを閉じてスキルアップの勉強でもしておきましょう。
「いや、さらに深みにハマりそう、まだイメージがわかない」
そのまま読み進めてください。
転職理由を明確にしよう
例えば、転職したい理由が「銀行の年功序列の風土」が嫌だったり、「事業としての将来性に不安」がある場合。
公務員を目指すのは正しい選択といえるでしょうか?
答えは「ノー」です。
公務員は、銀行にさらに輪をかけた年功序列ですし、特に地方自治体は少子高齢化や東京への一極集中で税収の先細りが見えています。
逆に、「ノルマが嫌」という場合は、公務員は有力な選択肢となりえます。
上記の例は極端ですが、20代での転職に失敗するケースは、
・自己分析が甘い
・リサーチ不足による就職後のミスマッチ
にあることが多いのです。
転職理由は、必ず明確化しましょう。判断に迷った時の「軸」になります。
5W1Hで考える
What(仕事の内容にこだわりたい)
Where(どこで仕事をするか?場所が一番大事)
Who(誰と仕事をするか)
When(仕事のタイミングは自分で選びたい
Why(仕事の目的を大切にしたい
How(仕事の進め方、裁量などにこだわりたい)
このうち、あなたが譲れないものはどの点でしょうか?
今の職場はどの点に不満がありますか?
こういったポイントは人それぞれ違います。
志を同じくする人と働きたい「who」や、リモートワークやノマドなど働く場所を重視したい「where」にこだわりを持っている人もいるでしょう。
あなたが大事にしているポイントは今の会社・職場で叶えられますか?
あるいは転職先で叶えられそうな業界・職種はありますか?
より解像度を絞って考えてみると、自分が気づかなかった思わぬ仕事の選びの軸が見えてきますよ。
未経験業界にも挑戦できる
これまで自分を掘り下げてみましたが、ここからは20代の方を取り巻く環境や転職市場にも目を向けてみましょう。
転職で未経験の業界や職種にチャレンジできるのは、20代までです。
あなたの目の前には色々な扉が開いています。
これがもし、30代の銀行員ですと、転職できる業界や職種は、金融をはじめとして、不動産、企業の経理・財務部門、コンサル、などかなり絞られてしまいます。
50歳を過ぎた元上司や先輩たちの出向先を見てみると、一番わかりやすいですね。
みんな似たような会社・ポジションに出向していますよね。
家族もいない場合はチャレンジできる
30歳を過ぎてしまうと、家庭があったり、子どもができるとチャレンジをしにくくなります。
年収を下げられない、勤務地が限られるなど、妥協しにくくなり、結果的に転職先が決まりにくくなってしまいます。
消極的な理由で銀行に残っている人、周りにたくさんいませんか?
ああいう風になりたいですか?
独り身でしたら、万が一失敗してもやり直しがききます。
自分の身ひとつで再起することができます。
”挑戦”というチケットを手にすることができる期間は、実は限られているのです。
ハイクラス求人も
今まであなたが頑張ってきた、学歴や経歴、ポテンシャルなどを見越して、さらに年収アップも期待できます。
・コンサル業界
・保険、証券
・日系大手企業
などは、銀行員としての経歴を活かしつつ年収アップが狙いやすい業界、企業です。
年収アップにチャレンジできるのも、20代ならではです。
銀行員からの転職、20代の主な転職先
「合わせて読みたい」のところから、転職した先輩たちの体験談を読むことができます。
ぜひ、参考にしてみてください。
金融業界
金融で働くこと事態は好き、ニガテではない、年収を上げたい! さらなるスキルを見につて成長したい!というあなたは同じ業界へ転職するのが近道です。
銀行以外にも、生保や損保、証券など、年収水準の高いポジションもたくさんあります。
外資系を狙うなら、さらなる年収アップも望めますね(その分コミットする量も多くはなりますが…
企業側としても教育コストが低く、即戦力として期待できるので、歓迎される傾向にあります。
メーカーの経理、財務担当
企業の決算書がある程度読める、数字に強い、正確な事務作業に自身がある、という方は経理・財務担当という道もあります。
繁忙期はそれなりに忙しいですが、ノルマがなく、同僚もおだやかな人柄であることも多いです。
銀行員の出向先として、よくあるポジションでもありますね。
IT業界、エンジニア
ひとくちに、IT業界やエンジニアといってもさまざまな職種があります。
・プログラマー…実際のシステムづくりを担当
・システムエンジニア…プログラマーをまとめたり、受注先との交渉やシステムの設計を行う司令塔
・インフラエンジニア…企業のシステムの保守、メンテナンスなどを担当する縁の下の力持ち
銀行員(主に文系)から理系のプログラマーは意外と思われるかもしれませんが、多い転職のパターンでもあります。
銀行に入る人は、元々頭の回転が早く、コツコツと勉強することに慣れていることが多いです。
最近では、フィンテック分野でのシステム開発も盛んに行われており、金融経験者がプログラミングスキルを身につけ、実務経験を積むとさらに重宝されます!
Webマーケター
エンジニアと並んで注目の職種です。
コロナ禍で採用を絞られている職種が多い中、Webマーケターの求人は増え続けています。
どの企業も対面営業から、オンラインを活用した非対面営業へと進みたい。
Webを通して集客のノウハウを持っているWebマーケターは歓迎されます。
Webマーケターになるには
・Web広告代理店の営業やアシスタントとして潜り込んで経験を積む
・独学でWebマーケティングスキルを身に着けて、転職を狙う
・スクールに通って実践的な知識を身に着けてから転職する
の3つの方法があります。
詳しくは以下の記事をご参照ください↓
公務員
銀行員から公務員への転職も根強い人気があります。
比較的、残業が少ない部署が多い。
ノルマがない。
注意点としては、地方の市役所などですと給与水準がかなり安く、今後自治体の歳入減などで若手の生涯賃金はさらに下がるおそれがあること。
あとは、一度公務員に転職してしまうと、汎用的なスキルが身につきにくく転職しにくいとう所もあります。
自分のやりたいことなのか? 将来性を見越してから採用試験を受けるようにしましょう!
20代の銀行員は転職しやすい
特に26歳~30歳未満の銀行員は、転職市場からの評価が高く、実に様々な転職先があります。
中には、一度活動を始めたら多数の企業からオファーがきて、判断に迷ってしまう場合もあるでしょう。
そんな時は、ぜひ本記事でご紹介した失敗しないための5つのポイントを思い返してください。
- あなたの年齢によって取るべき戦略が変わってくる
- 自分がどうありたいのか、目標を決めよう
- 転職したい理由を明確化しよう
- 未経験業界にも挑戦できる
- 扶養する家族がいないなら、チャレンジできる
転職活動によって得られるものは、たくさんあります。
在職しながら転職活動すれば、万が一失敗しても職があるのでノーリスクです。
ぜひとも次の一歩を踏み出して、理想の働き方へと近づいてください。
新しい道にチャレンジするあなたは、きっと輝いているはずです。
銀行員からの転職、20代にオススメの転職支援サービス
それでは、20代からの転職に実績のあるおすすめのサービスをご紹介しておきます。
すべて登録は無料。
もちろん、登録したからといって転職が必須ではないです。
自分の価値を知りたいあなたはまずは公式サイトを覗いてみるのが、賢いキャリア形成への近道です。
業界最大手、リクルートエージェント
転職サイトや転職支援サービスはたくさんありますが、どれかひとつと聞かれたらまずは「リクルートエージェント」が候補にあがってきます。
サービスはすべて無料ですし、転職のプロからあなたの味方になってくれて直接アドバイスをもらえるのが心強いです。
リクルートエージェントは20万件以上の非公開求人に対応しています。
土日やオンライン面談にも対応してますので、気軽に相談できます。
まずは話を聞いてみた結果、今の仕事を続けるという選択肢ももちろんアリです。
関連記事 銀行員が転職エージェントを使うメリット
・そもそも転職すべき?自分にはどんな仕事が向いているのか?などキャリア相談をしたい
・拠点が全国にあった方がいい、土日も相談したい
・やっぱり求人は多いほうがいい!たくさんの中から選びたい
キャリトレ
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・企業からのスカウトを受けてみたい、自分の価値を知りたい方
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・登録企業数常時8,500社以上
・キャリア設計から面接対策までじっくりとアドバイス
・書類選考はなし、企業とのマッチングと人物重視
という特徴があります。
人生100年時代、多少の失敗があったってまだまだやり直せる!
・職歴が短い
・正社員経験がない
・離職してから間が空いてしまっている
・複数回に分けてじっくりと相談に乗ってもらいたい
・首都圏、または関西エリアの求人を探している