「静岡銀行を辞めたい」
「せっかく優良地銀に入ったけど、見切りをつけて転職しようかな」
「なんだか、優秀な人ほど早く辞めていく気がする」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
東海地方の静岡銀行に3年勤めたあと、地元大手メーカーの財務部門へ転職した北条さんからいただいた体験談です。
北条さん プロフィール
・26歳 男性
・国立大学を卒業後、新卒で静岡銀行へ入行
・融資業務や法人新規開拓を担当後、1年前に転職
・地元での知名度はバツグン!給料水準もかなり良かった
・ノルマをこなすのは静銀のブランド力があっても厳しい
・静岡の特に田舎の方は衰退しており、将来性は不安
・転職先は県内であれば、色々な誘いがある
全国的にも優良地銀といわれる静岡銀行に入ったエリートの北条さんは、なぜ3年で銀行を辞めてしまったのか?
この記事を読み進めていただければ、地銀の置かれている「今」がわかって、あなたのキャリア形成に役立ちますよ。
特に地方銀行の将来性に不安を抱いている20代の銀行員のあなたは必読の記事です。
銀行を辞めようか悩んでいるあなたへ
適職診断は、もうやってみましたか?
AIがビッグデータに基づき3分であなたの「天職」を1位から10位まで診断してくれる 転職アプリ『VIEW』が便利!
あなたに本当に合った仕事の年収や企業名もわかります。
<この記事をまとめた人>
・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
・毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
静岡銀行を辞めたい、入行した理由
静銀の給与水準は高い
元々地元での就職を考えており、静岡県の中で、静岡銀行はとても安定した会社であると思っていました。
新しいことにも挑戦している会社だと感じ、静岡銀行を志望しました。
給与や環境もとても良く出張を色々な所にできるというのもメリットに感じました。
様々な企業のトップと交流できた
まず仕事面では銀行という名前だけで色々な人々から信頼を得ることができました。
社長さん方と交流をすることも多く、会食やゴルフなどを連れて行っていただける機会はとても多くありました。
時間的な拘束は多かったですが、金額的給与的には残業代を含め結構な額を頂いていたと思います。
労働環境以外の福利厚生に関しては、社宅というか借り上げのアパートのようなものも準備していただいて、家賃も高くなく、住むことができていました
静岡銀行を辞めたい、メインの理由
銀行業界の成長速度が遅い
一番合わないと感じた点に関しては業界の成長速度の遅さに関してです。
静岡という土地柄、発展していっている場所ではなく日本の中でゆっくりと成長を継続しているという状況です。
そのためどんどん新しい仕事をしていきたいと思っていた私自身の目標とは少しかけ離れてしまっているのかなぁと感じています。
定年までこの仕事を続けるのは不安
二つ目は銀行業界という不信に関してです。
日本国内において、銀行業界はどんどん淘汰されているという状況にあります。
今後も発展は難しい、さらに人口は減っていくという二つのデススパイラルの中で何とかして生き残っていくという状況です。
今後60歳までこの仕事を続けていけるのかという不安を抱えながら仕事をしていくというのはとても不安定なものだと感じ転職を決意しました。
周りの人達の考え方も安定志向という方が多く、どんどんアグレッシブに新しいことに挑戦しようという人々は少なかったのかなぁと今思ってみて考えています。
静岡銀行を辞めたい、ノルマがやばい
融資の開拓ノルマがきつい
基本的には融資の額がノルマとして設定されていました。
対外的にはノルマがないという話で入社しましたが、実際には支店ごとにノルマが存在しています。
さらにそのノルマを達成するために個人に、それぞれのノルマが課せられるという状況でした。
明確なパワハラはないが目標は重い
金額的には、新入社員から3年ほどの間だったため、先輩達と比べては大きくありませんでした。
しかし正直メンタル的にはとても負担になっており、ずっとこの仕事をしていてはとても大変なのかなというのは感じていました。
昇給などにあまり影響はないという話でしたが、実際には人のイメージとして仕事ができるできないというものの物差しとして扱われていたのをとても感じています。
なので、会社としてノルマがないと言いながら実際にはかなり重く見られるという状況でした。
静岡銀行を辞めたい、将来性
地域から必要とされる銀行
静岡県の中での、静岡銀行はとても安定していると感じています。
しかし、日本の国内の人口というのは減少しているという実態もずっと言われ続けており。
その影響で今後利益を上げていくのは難しいのかなぁと思っています。
金融以外の分野にも手を出している
特に伊豆の南部や浜松の北の方などを主な交通網から離れている場所に関しては人も少なく過疎化が進んでいます。
発展していない場所に未だに支店があるという状況なので、今後どのように発展させていくかというのは、静岡銀行が生き残っていく大事なことだと思います。
人材派遣など金融以外の分野にも手を出し始めているので会社としては挑戦的な意思を感じられています。
そのため、何とかして景気を上げ続ける、利益を上げ続けるというのは感じています。
静岡銀行は、人材紹介業に参入すると発表した。後継者不足などによる経営人材の確保や、従業員の雇用の継続に悩む取引先が増えるなか、融資にとどまらない経営支援に乗り出す。まずはパーソルキャリア(東京・千代田)と提携し行内でのデータの蓄積に取り組み、早期の人材バンク構築を目指す。
静岡銀行を辞めたい、女性は活躍できるのか?
女性にとって仕事をしやすい環境
私が勤務して知っている限り、女性は活躍できていると思っています。
銀行の店舗の窓口や後方事務はほとんどが女性がですし、営業担当でも女性は結構います。
結婚してその後仕事に戻ってくるという人も多く、その人々も活躍仕事をしやすいという環境になっているのかなと思っています。
転勤も自宅から通える範囲で考慮してくれる
結婚に対しての報奨金やお休みが取りやすいという環境もあるので、女性が働きやすい環境だと思います。
キャリアの面では県内の関連企業や東京の方に出向することもあるので、その点に関しては女性は地元に戻りたいという思考がある方に関してあまり良くないのかなぁとは思います。
会社に申請すれば、転勤についても地元から通える範囲で考慮してくれるので、融通がきく仕事だと思います。
静岡銀行を辞めたい、どんな転職先があるの?
地元メーカーの財務部門へ転職
私は地元大手メーカーの財務を扱う職種に転職しました。
若手でも裁量ある仕事を任され、銀行で培った知識や経験も大いに役立っています。
決算前などは忙しいですがそれ以外は早帰りできますし、毎日ノルマで神経をすり減らすこともなく、精神的にもゆとりある生活を送っています。
静銀出身者は転職市場での価値が高い
それ以外にも知り合いにはコンサル関係や中小企業に就職した方々も多くいました。
どんな会社でもお金を扱う部署は存在しているので割と融通の利く転職先の選択肢があったのかなと思います。
静銀は知名度が高く、出身者は優秀だと思われています。
様々な企業に就職する可能性はあるのかなぁと感じているので、県内での就職に関してはメリットだと思います。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
ご意見、ご感想はうたのんのTwitter(@utanobanker)までお願いします。
いいね、シェア、RTもありがとうございます。
記事を更新していく上でとても励みになります。よろしければポチッとお願いします。
静岡銀行を辞めたい人におすすめの転職サービス
それでは北条さんのお話をもとに、静岡銀行や地方銀行を辞めたい人におすすめの転職サービスをご紹介しておきます。
登録したからといって銀行に通知がいくわけではないのでご安心を。
あなたの隣の席の同僚も、実はコッソリ登録しているかも。
転職アプリVIEW
質問にそってタップしていくとあなたの「天職」が3分でわかる、次世代型の転職アプリです。
2万人のビジネスパーソンのデータから、AIがあなたに合った適職を1位~10位まで教えてくれます。
・自分に合っている職業は何なのか知りたい
・適職の年収幅や実際にどんな求人があるか知りたい
・すぐに転職はしないけど、自分に役立つ情報を収集したい
登録すると、自分に興味をもってくれた企業からオファーメールが届きます。
今の仕事が向いているのか、悩んでいる人はまずは診断してみるとよいでしょう。
リクルートエージェント
業界No1の求人数がある、とのことで知名度も高いです。
まずはリクルートに登録しましょう。
登録すると一人一人にキャリアスタッフがついて、そもそも転職すべきか?、どんな求人があるのか?、職務経歴書の添削、など親身にサポートしてくれます。
担当者が若干ガツガツしている場合があるのですが、そこは銀行で培った交渉力があれば充分に受け流せると思います。
自分の希望を第一に伝えたら、きちんと合う企業を提案してくれますよ。
公開されてない求人もたくさんあるので、おすすめです。