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転職の心得

銀行員は休職中に転職活動しても大丈夫?会社にバレるパターンと注意点

「銀行を休職している今のうちに転職してしまいたい」

「休職を隠して転職活動をしたらバレることってあるの?」

「転職するタイミングは、休職中と復職中のどちらが良いのだろう」

なんらかの原因で銀行を休職し、転職を決意しているあなた向けに記事を書きました。

うたのん
うたのん
こんにちは! 銀行で実際に働きながら趣味で立ち上げた転職メディアの編集長をやっているうたのん(@utanobanker)といいます。
プロフィール

・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ

休職に至った理由は様々でしょうが、一度休職した職場に戻るのは簡単なことではありません。

それならば、いっそ休職期間を利用して次の職場に移りたいと思うのは当然のことですよね。

結論からいうと、仕事を休職中でも転職活動することはできます。

でも、ちょっと待って考えてください。

休職中に転職活動するには、様々な角度から検証したうえで、慎重な判断が必要なんです。

この記事の内容

・銀行を休職中に転職活動してもいいの?
・銀行を休職中に転職活動したことがバレるパターン
・休職中だと伝えた方がいい場合
・銀行を休職中に転職する際のメリット
・銀行に復職してから転職する際のメリット

自分は休職中に転職活動をしてもよいのか、それとも復職後に活動した方がよいのか?

この記事をご覧いただければ、休職中にどのような行動を起こすべきであるか、そしてその後どのようにしてより良いキャリアを築いていけばよいかが分かりますよ!

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銀行を休職中に転職活動してもいいの?

休職中に転職活動禁止という法律や規定はない

結論から言えば、銀行を休職中に転職活動することはもちろん可能です。

憲法において職業選択の自由が認められている以上、休職中に転職活動をしてはいけないという決まりはなく、転職先に休職の事実を伝える義務もありません。

実際、休職期間がよほどの長期間でない限り、基本的にバレる確率は少ないでしょう。

採用先にも基本的にはバレにくい

しかし、バレた際には事実を隠したことになり、大きな不信感を抱かれることになります。

選考結果には必ずマイナスに働くこととなるでしょうし、内定後に判明した場合には、内定取消しになる可能性だってあります。

いっそのこと休職している事実を正直に伝える方法もありますが、それが選考結果にどのような影響を及ぼすかは分かりません。

まずはきちんと体調を治すことが先決

このように、休職中の転職活動には「こうすべき」という正解がありません。

そもそも、休職の理由が体調面や精神面の不調によるものであった場合、完全に回復していなければ満足のいく転職活動は難しくなります。

体調が悪いまま転職活動を行った結果、体調も回復せず内定も貰えないという事態になれば本末転倒。

まずは自分の体調が最優先であることを忘れずに、最終的には自己責任で活動すべきといえるでしょう。

銀行を休職中に転職活動したことがバレるパターン

それではどのような時に休職中に転職活動していることが志望先の企業にバレてしまうのでしょうか?

SNSでの投稿

最近では、採用の際にFacebookなどの投稿をチェックしている企業も多いです。

SNSの投稿を覗くことで、面接では見ることの出来ない「素に近いあなた」の一面を見ることが出来るからです。

そのため、SNSで休職していることをうっかりつぶやかないようにしましょう。

また、現職に対する不満や体調不良を匂わせるようなネガティブな内容を投稿してもいけません。

そうした投稿内容から、「休職しているのでは?」と推測される可能性もあります。

また、自分が投稿しなくても、インターネットの世界ではどこから情報が洩れるか分かりません。

休職という事実を隠すことは出来ませんが、転職活動をしているということは銀行の同僚などには秘密にしましょう。

バレるリスクを軽減するために、転職活動中はSNSから完全に距離を置くくらいの気持ちで臨みましょう。

源泉徴収票

採用の際には、直近の源泉徴収票の提出を求められることが一般的です。

源泉徴収票には、その年の給与支払額などが記載されていますよね。

そのため、提出が求められる対象年度に休職していて、給与が支給されない期間が生じていれば、そこに記載される給与の額が少なくなります。

源泉徴収票の数字をどこまでチェックするかは企業によって異なる部分もあるので、バレない可能性もあります。

それでも、半年以上の休職であれば記載される給与の額も極端に少なくなるので、さすがに目立ちます。

源泉徴収票でバレるリスクを回避したいのであれば、休職から復帰して一定期間働き、休職の影響が反映されていない源泉徴収票が発行されてから転職活動すべきでしょう。

住民税の手続き

源泉徴収票と同様、住民税の手続きにおいても休職がバレるリスクが潜んでいます。

住民税は、前年度の所得に対して課税されます。

休職した年度の給与が下がっていれば、その次年度の住民税は極端に低い納税額となる可能性があります。

そして給与所得者の住民税は、給与からあらかじめ控除されることになっており、総務の給与担当者の目に触れることになります。

勘がいい担当者であれば、「なぜこの人の住民税だけ極端に少ないのだろう」と気付く可能性があるのです。

もっとも、2~3ヶ月以内の休職であれば有給も使用してそこまで年収が減っているわけでもないのでバレることは殆どありません。

住民税の手続きは転職後の話ですし、給与担当者がわざわざ会社に報告するかも分かりません。

それでも、バレれば解雇などの問題にも発展しかねないので、慎重を期すのであれば、住民税が通常の納税額に戻ってから転職活動を行いましょう。

銀行を休職中だと伝えた方がいい場合

真面目な性格で隠し事や嘘をつくのがストレスになる人

隠し事や嘘をつくのがストレスになる人は、正直に休職中だと伝えた方がよいでしょう。

真面目な性格の人はそもそも嘘をつくことが苦手なので、経歴書や面接の受け答えなどの際に、どうしても矛盾が生じてしまいます。

「選考段階でどのみちバレる可能性が高い人」であるとも言えます。

隠して活動をするにしても、「本当にこれでよいのだろうか」と自問自答する日々が続くことになり、結果として満足のいく転職活動は難しくなるでしょう。

たとえ隠し通したまま転職できたとしても、「いつかバレるのではないか」という不安にいつまでも悩まされることになります。

これでは、何の為に苦労して転職したのか分かりませんよね。

つまり、真面目な性格の人が正直に事実を伝えなければ、転職活動がどのような結果になろうとも、「成功した」と言える可能性は非常に低いのです。

それなればいっそ、その真面目な性格をアピールする意味合いも込めて、正々堂々と休職を伝えた方が良い結果が得られる可能性が高いと言えるでしょう。

面接中でズバリ聞かれた場合

面接で「あなたは現在休職中ですか?」とズバリ聞かれた場合も、正直に休職していると答えた方がいいでしょう。

そうした質問をされるということは、何かしらの情報により休職の事実を掴んでいるか、あるいは疑っている可能性が高いからです。

そこで休職していないと言えば、相手は「この人は嘘をついている」と見なすこととなり、結果として不採用になるでしょう。

仮に、面接官が休職の事実を知らずに質問していたとしても、「休職していません」と回答してその後に休職の事実が発覚してしまえば大問題になります。

つまり、ズバリ聞かれた場合に嘘をつくという選択肢はあり得ないということです。

聞かれてしまった場合には、全てありのまま正直に話すようにしましょう。

それが選考結果にどのような影響を及ぼすかは未知数ですが、少なくとも嘘をつくよりはプラスに働くはずです。

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休職中だと伝える際の注意

休職中だと伝える際には、確実に伝えてほしいことがあります。

それは、「現在は回復しており、医師からも復職や転職活動して問題ないと言われているということ」です。

採用担当者は医療に詳しいわけではないので、休職中であることを伝えれば「この人ほんとにウチで働けるのかな」と不安になるので、お墨付きが欲しいのです。

そのためには、「現在は全く問題のない状態である」ということを強く印象付ける必要があります。

休職に至った経緯や休職期間中の療養状況などを、動揺することなく正確に伝えるようにしましょう。

併せて、「転職を決断した理由=休職した前の会社に戻りたくないから」とネガティブに捉えられないようにすることも大切です。

休職したことで自分のキャリアを真剣に見つめなおした結果、新たなチャレンジをしたいと考えたということを、前向きに伝えるようにしましょう。

「確かに休職はしたが現在は回復している」
「転職理由はポジティブなものである」

以上の2点を理解して貰えれば、採用担当者の不安は拭えるはずです。

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銀行を休職中に転職する際のメリット

なんと言っても、転職活動に全力を注ぐ事ができる点が大きなメリットです。

休職中であれば、企業研究や自己分析、面接の日程調整などに十分な時間を割くことが出来ます。

転職活動において、自分に向き合う時間が十分に取れるということはとても重要です。

「銀行の何が辛かったのか?」
「解決するにはどのような転職先がよいか?」

これらに対する答えが明確であれば、転職先のミスマッチングは起こりにくくなるでしょう。

また、万が一失敗した場合であってもそのまま銀行に復職することができるという利点もあります。

様々な企業に触れた結果、転職よりも銀行に復職したいという気持ちが生まれるかもしれません。

その際は、転職活動をしたという事実を伝えることなく堂々と復帰すればよいのです。

「ダメで元々、失敗しても戻る場所がある」という休職中だからこその立場を存分に活かすことにより、思い切った転職活動が出来ることでしょう。

銀行に復職してから転職する際のメリット

復職後の転職活動であれば、経歴書や面接において正直に経歴を語ることが出来ます。

休職したこと自体を説明する必要も無くなりますし、面接において不自然な応対をすることもありません。

逆に、休職についてあえて触れることでアピールポイントに出来る場合もあります。

休職中に自己研鑽に努めたことや、休職から復職に至るまでに自己管理能力を習得したことなどをうまく説明すれば、良い印象を与えることが出来るかもしれません。

復職後であれば、給与という安定収入も得ることが出来ますので、転職活動が長期化した場合であっても生活に支障が出ない点も大きいです。

正々堂々と自分の経歴を語りたい、焦らずにじっくりと転職活動を行いたい、という人であれば、復職してから活動した方がよいと言えるでしょう。

まとめ、転職のベストタイミングは休職中か復職後か

無理して休職中に活動するのはおすすめしない

休職中に活動をしなければならない特段の事情がないのであれば、休職中の転職活動はお勧めしません。

「休職」とは将来的な職場復帰を前提とした制度です。

そのために、企業はあなたの籍を残したまま産業医の面談を手配したり、社会保険の手続き等を行ったりといった対応を行っているのです。

それが休職中に転職活動をしていたとなると、銀行側からすれば裏切り行為とも捉えられ、円満退社はとても望めないでしょう。

転職の際には、職歴証明書の発行などを現在の職場にお願いすることになりますし、転職後のことを考えても後を濁すような退職は望ましくありません。

「休職に至ったのは銀行のせいなんだから後のことは知らない」と一時の感情に振り回されるのではなく、自分にとってのベストタイミングを冷静に見極めましょう。

一方で、休職中に転職活動は可能

一方でどうしても休職中に活動をしなければならないという人もいるでしょう。

その場合は、休職中に活動をすることのメリットデメリットや注意点を十分に理解して活動するようにしましょう。

そうでなければ、一度復職してから転職活動を行うのが一番お勧めです。

・休職中は企業研究や自己研鑽、静養に努める
・一度復職して心も体も万全な状態で本格的に活動する

というのが本記事の結論になります。