「銀行の事務仕事をやっているけど、もう辞めたい」
「人間関係のストレスでもう限界」
「探したら、もっといい転職先ってあるのかな?」
今回はそんなお悩みをお持ちの方へ向けた記事をお届けします。
確かに銀行や信金の事務職って人間関係のストレスも多いですし、ミスが許されないなど、他の職種からはなかなか理解してもらえないツラさがありますよね。
実際に信用金庫で後方事務をしていたこともあるユミさん(仮名)に日頃思っていることをどんどんぶっちゃけてもらいました。
ユミさん プロフィール
・24歳 女性
・外国語学部を卒業後、新卒で地元の信用金庫へ入庫
・後方事務ののち、半年前からテラー(窓口業務)を担当
・銀行の事務職を辞めたい主な理由
・この仕事イヤだなって感じる瞬間あるある
・銀行の事務職経験者からはどんな転職先があるのか?
ユミさんは、銀行の仕事をさっさと辞めたいと思っているようで、現在転職活動中です。
せっかく新卒で入った金融機関をなぜ辞めたいと思うのか?
活動を続けていくうちにどんな転職先があることがわかったのか?
あなたもきっと共感できて、今後のキャリアを考えるうえで役に立つはず!
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<この記事をまとめた人>
・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
・毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
銀行の事務職を辞めたい主な理由
ミスが許されない
膨大な量の事務処理
内勤は接客やオペレーションの処理など、一日に膨大な量の処理を行いますよね。
そのどれもがミスを許されるものではありません。
私は特に事務ミスという制度に対して、あまり賛成できる制度ではないと考えています。
もちろん、ミスを減らすことには役立っているかもしれません。
しかし、ミスを減らすために隠蔽をしようとしたり、内勤同士でミスを押し付けあってしまうという風潮がどの店舗にもあるのではないでしょうか?
同僚にミスを押し付けられることも
実際に私も、先輩にミスを押し付けられた経験があります。
ほんの少しだけ自分も関わっていた案件だったので、結果的に罪をかぶることになってしまいました。
ミスをするたびに、報告書を書かされます。
正直時間の無駄だと思います。
大きなミスであれば本部まで報告が行き、全支店に報告書の文章が行き渡ってしまうなんてこともあったりします。
ミスを恐れるばかりで萎縮してしまっては疲れてしまいますよね。
管理職や営業職に無理難題を押し付けられる
男尊女卑や外回りが偉いという風潮
営業が事務を下にみている、というのは他の業界でも聞く話だとは思います。
しかし、銀行ではそれが顕著に現れることが多かったりしますよね。
自分たちよりも暇なんだろうと思っているのでしょうか。
手間がかかる処理を押し付けられる
私の場合ですと、閉店間際に純新規のお客様の口座を作ってほしいと営業担当にいわれたことがありました。
純新規の口座は作成するための確認を取るだけでもかなり時間がかかるものなので、いわれた瞬間イライラが込み上げてきました。
結局他の仕事は手を止めて、その業務に取りかかったので、結果的に全体の足を引っ張る形になってしまいました。
極端にいえば、営業担当は数を獲得すればそこで終わりです。
そこが価値観の違いを引き起こしてしまっているのかもしれません。
女性同士の人間関係がキツイ
お局に嫌われると地獄
私の同期にも、人間関係を理由に退職していった子が何人かいます。
特に事務の仕事は、一日ずっと店舗にいるため人間関係がより重要になってきます。
特にお局と呼ばれるような、一番長く在籍しているような女性に嫌われると本当に地獄。
その場にいない人の悪口をいう、というようなことが日常的に行われています。
悪口ばかりが飛び交う職場は悲惨
自分もどうせいわれているんだろうなと思ってしまっても、しょうがないですよね。
誰かの悪口ばかり飛び交っている職場で楽しくやりがいを持って働こうという方が無理な話です。
常に嫌われないようにというのは非常に難しいですし、そんなことに神経を使っているのがたびたび馬鹿馬鹿しくなってしまいます。
銀行の事務職を辞めたいと思う時
仕事で失敗をしてしまった
銀行は事務ミスに厳しい
仕事での失敗はよくあることだと思います。
ただ、銀行での失敗というのは小規模な業務だとしても信用問題につながりかねません。
だからこそ、失敗をしてしまうとひどく注意や叱責を受けることが頻繁にあります。
そのことを恐れて、プレッシャーに感じてしまうこともありますよね。
プレッシャーが半端ない
結果的に、余計に心配がふくらんでしまい、落ち着いてオペレーションに取り組むことができないこともあります。
また、失敗をすると、取引先に自ら出向いて謝罪をしに行くなんてこともありますし、先述した通り事務ミスとして本部に報告をしなければなりません。
だからこそ、失敗をしてしまったときは、全てを投げ出してしまいたいという気持ちになったりするものです。
給料が安い
特に若手は安月給
命の次に大切であるお客様のお金をお預かりする業務にしては、給料の安さも目立ちます。
結構もらっていると誤解されることもありますが、割とそんなことはなかったりしますよね。
そういったイメージがあるほうが、より責任感をもって仕事に取り組んでいるようにみえるのでしょうか。
お金を扱っているのと、お金をもっているのは、全く別物の話な気がしています。
外勤のように手当はつかない
営業職に関しては営業手当なんてものがあるところも存在しますが、内勤はいくらセールスを頑張ったところでもらえる金額は一定です。
モチベーションにもつながりません。
金額も大体は年齢や役職で定められているところが多いと思います。
若いうちからバリバリ働いて、結果を出したとしてもそんなに早く反映されるということは見込めなかったりします。
将来性に不安を感じる
AIに取って代わられる?
「いずれ事務職はなくなる」、という未来も囁かれている中で、銀行もそれは同じです。
昨今、色んな業務を機械ひとつで行えるということが増えてきたように感じます。
便利になってきたとは思いますが、それと同時に不安を感じることも。
もし、銀行が働いている人員を削減するということになれば、真っ先に首を切られる可能性が高いのはやはり内勤だと思います。
この仕事はあと10年しかもたない?
どんなに正確で迅速な仕事を行い、会社に貢献していたとしても、同じ仕事がロボットにもできるとなれば話は別でしょう。
私の周りでも、この仕事はあと10年くらいしかもたないと考えている先輩もいるようです。
将来性を考えると、このまま事務職として働き続けることは不安要素の一つにもなりかねません。
今の業務や働き方を活かすことができる転職先を探すというのも一つの手だと思います。
銀行の事務職からの主な転職先
メーカーなどの経理・事務
メーカー職は男性が多いため、女性はそのサポートにまわるという意味では重宝されるのではないでしょうか?
また経理の仕事であれば、銀行で身につけた正確な仕事ぶりや、数字に対する意識なども十分に活かすことができるはずです。
転職活動を行う際に、金融機関にいたというだけで好印象をもってくださる企業もいるほどです。
ですので、確実に事務職としての経験を活かすことができます。
実際に簿記などの資格をとって、銀行の内勤から経理へ転職された方も多くいるようですので、転職先としてはとても良いのではないかと思います。
IT業界
この先どんどん進展が期待されるIT業界も、転職先にはおすすめです。
このコロナ禍でもIT系の求人は本当に多いです。
それほど需要のある仕事ということではないでしょうか。
比較的個人プレーを行うことが多い中で、周りと協力して仕事をやっていきたいと思っている方はいませんか?
私も実際そう思っています。
自分の利益だけではなく、チームの利益を考えられる仕事がしたいというのが率直な気持ちです。
エンジニアなどの業務は、一人で完結せずに周りとのコミュニケーションを大切にしながらチームで行うものが多くあります。
一致団結して取り組みたいけれど、自由さも欲しいという方にはピッタリではないでしょうか。
営業職
事務を経験したうえで、営業に転職するというのも良いのではないでしょうか?
両方の立場にたって物事を考えることができるというのは、会社でも重宝されるはずです。
また、営業職であれば自分の働いた分だけきちんと成果が反映されるという傾向も多いです。
これまでのように仕事量と給料の差に苦しむということも、少しは改善されるかもしれません。
また、お客様とのコミュニケーションは毎日の接客で慣れているため、スムーズにできると思います。
これまで身につけたセールスの力も確実に活かせるはずです。
これらの転職先を視野に入れ、一歩踏み出してみるのはいかがでしょうか?