「巣鴨信用金庫に勤めているけど、もう辞めたい」
「ノルマも人間関係も厳しすぎてしんどい……」
「薄々感じていたけど、うちってブラックなんじゃない?」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
巣鴨信用金庫を退職して、建設業界へ転職した、本郷さんからいただいた体験談です。
本郷さん プロフィール
・35歳 男性
・個人・法人相手の外回り(預金、融資、保険など)担当
・3年前に建設業界へ転職
・企業理念に共感し志望
・残業は月60時間、そのほとんどがサービス残業
・ノルマ未達者は上司や周りから酷い扱い
・転職するなら、やりがいをもって働けることが大切
巣鴨信用金庫は東京都内を中心に、関東に支店を持つ信用金庫。
預金量は約2兆円と、全国の信金と比べても上位の規模を誇ります。
しかしその内部事情は意外とブラックな様子……。
最後までお読みいただければ、信用金庫を取り巻く「リアル」がわかって、あなたの今後の働き方を考えるきっかけになりますよ。
<この記事をまとめた人>
・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
・毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
巣鴨信用金庫を辞めたい、入庫した理由
金融サービス業という考えに共感
巣鴨信金はホスピタリティをモットーにしており、金融業ではなく、「金融サービス業」という考えに共感できました。
また、営業ノルマはないと事前説明会で聞いたためです。
金庫理事長は若手を大事にして、声を聴いてくださる方でした。
福利厚生が手厚い
企業独自の年金制度があり、退職後は手厚い年金を受け取れると聞きました。
保養所やレジャー施設の格安チケット購入ができました。
既婚者のみですが、社宅利用が可能でした。
職員専用口座で金利0.2%の預金が可能でした。
お客様から感謝されることも
お客様から感謝されたり、年配の方が多かったので孫のようにかわいがってもらいました。
各支店に食堂があり、1食350円で毎日昼食をとることができました。
昼食を用意する手間と時間は省けました。
巣鴨信用金庫を辞めたい、メインの理由
「営業ノルマはない」は嘘だった
参加自由という飲み会が苦痛でした。(不参加というと怪訝な顔をされ、態度も悪くなります)
前記したように、就職活動中の事前説明会で「営業ノルマはありません」と言われていました。
しかし実際は、毎月融資・預金のノルマが課され、達成できないと貶され、つるし上げられます。
月60時間、ほぼサービス残業
残業は付きません。ほとんどがサービス残業です。
残業については、上司から残業をつけてよい日にち、時間を指示されます。
だいたい月10時間ほどに制限されます。
実態は、毎日約3時間、1か月で60時間は残業してます。
ノルマ未達なら昼食休憩も取り辛い
就業規則では休憩時間が明記されていますが、実際には休憩は取れません。
最低限の昼食だけです。
ノルマ未達の場合は、昼食をとっていることについても嫌味を言われます。
(飯食べる時間があるなら働け、仕事してない奴は食べる資格無い等)
退職は3カ月も先延ばし
退職時、1か月前に申し出ましたが、引継ぎができないからという理由で、3か月先まで退職できませんでした。
やめるからやる気ないだの、早くやめればよいなど、上司から言われます。
巣鴨信用金庫を辞めたい、ノルマがきつい
夜9時まで営業活動することも
獲得項目は8つありました。
融資、預金、個人保険、年金、新規クラブ会員、新規開拓、イベント参加会員、クレジットカードです。
未獲得の場合は、夜9時ごろまでお客様周りをすることもあります。
既存のお客様だけでノルマの達成は難しく、新規開拓をしていかなければいけない大変さがありました。
上司からの冷たい態度や暴言
毎週の営業会議でつるし上げ、ノルマ達成できない職員に対しては態度が冷たくなります。
支店長や課長からも「この会社にいる意味がない」「早くやめたほうが良い」などと言われます。
人として扱ってもらえていないように感じていました。
土日も強制的に仕事
月に1、2回は土日出勤がありました。
任意と言われますが、「行かない」という選択肢はありませんでした。
強制参加です。
巣鴨信用金庫を辞めたい、将来性
金庫経営は好調とは言えない
競合他社が預貸率を伸ばすなか、巣鴨信金は右肩下がりでした。
金庫経営は好調とは言えなかったように感じていました。
毎年支店体制が変わり、試行錯誤していた印象です。
会社の一体感は感じられない
営業課は花形、預金・融資は落ちこぼれという暗黙の風土がありました。
預金・融資の人を見下すような発言が多く聞かれました。
金庫一体で会社をよくしていこう、という雰囲気は感じられませんでした。
金融業界で生き残るには厳しい時代
お客様は高齢の方が多いです。
企業も代々巣鴨信用金庫メインでという方は良いですが、新たに信用金庫取引をはじめ、メイン金融機関としていただくことは今の時代難しいと感じます。
イメージでメガバンク、地方銀行に流れがちです。
ネットバンクも増え金融の世界を生き残っていくにはさらに厳しい時代となっています。
参考:巣鴨信用金庫公式サイト
巣鴨信用金庫を辞めたい、どんな転職先があるの?
金融業界に懲りて他業種へ転職
私は建設業へ転職しました。
金融業界はもういやだと思い、全く違う世界で戦いたいと思いました。
業界が全く違うため、初めは大変さはかなりありました。
次第になれてきて、今では職場の風通しもよく、気持ちよく働いています。
やりがいもって働ける企業へ転職しよう
金融の世界で培われた確認の大切さ、細かさは生かされていると感じます。
経理業務が適職というイメージがありますが、それに限らずどんなことにもチャレンジすればいかようにでも開けると考えます。
無理に1社で勤め上げなくても、転職してやりがいをもって働くことのほうが私は大切だと感じました。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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巣鴨信用金庫を辞めたい人におすすめの転職サービス
それでは本郷さんのお話をもとに、巣鴨信用金庫や金融機関を辞めたい人におすすめの転職サービスをご紹介しておきます。
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