「北海道信用金庫に勤めているけど、もう辞めたい」
「窓口は業務＋セールスで、仕事量が多すぎる！」
「そもそも信金って、これからの時代に必要なの？」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
北海道信用金庫に現在もお勤めの、里田さんからいただいた体験談です。
里田さん プロフィール
・29歳 女性
・短大卒業後、新卒で北海道信用金庫へ入庫
・窓口、後方事務、元方、個人営業、後輩指導などを担当
・現在、退職検討中
・信金＝安定というイメージが強い
・窓口は、仕事量の割にもらえる給与は低い
・信金や地方銀行そのものの存在の必要性に疑問
・転職先は、リクルートやネイリスト、公務員、外資の営業マンなど幅広い
北海道信用金庫といえば、預金量も規模も、道内最大のメガ信用金庫。
そんな北海道信用金庫でも辞めたいと思う人はいるんですね。
最後までお読みいただければ、信用金庫を取り巻くリアルな現状がわかって、あなたの今後のキャリアを考えるきっかけになりますよ。
＜この記事をまとめた人＞
・年齢：30代後半 関西在住
・地元でリテール（個人営業）として奮闘中
・毎月１万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
北海道信用金庫を辞めたい、入庫した理由
安定のイメージが強い
都道府県の名前がついた金融機関であり、地元の人は誰でも知っていて有名な会社であることと、家族に勧められたことがきっかけで志望しました。
なにより、信金イコール安定というイメージが強く、働く上で家族を安心させられると思い志望しました。
入庫してよかったこと
相続手続きなどの大変さを学べ、自分の時は気をつけようと思い、準備はしっかりしようと反面教師になりました。
投資信託や保険などの販売するうちに貯金の大切さも学べました。
お金の流れを学べました。
普段みることのできない会社関係の書類や、珍しい印鑑などを見ることができました。
自分に合わない会社だと認識できるようになりました。
一度働いてみて良かったです。
北海道信用金庫を辞めたい、メインの理由
アナログ文化な職場
全てにおいてアナログすぎます。
システムが決まっているため、通常の会社で使用するオフィスソフトを利用したことがない人が多くいます。
若手に会議資料を作らせたり、できる人が書類を作ったりします。
仕事量が多い
窓口で通常業務の税金支払いや、振り込みなどを行ったり、営業セールスを行ったりと、仕事は多岐に渡ります。
入出金の日常業務だけでなく、投信などのセールストークも時間をかけすぎると待っているお客さんをさばけなくなるため、同じ職場の人に負担がかかってしまいます。
店舗によってはセールスをしていると雰囲気が悪くなることもあります。
窓口の給与が低い
職種によりますが、窓口にいる人は上記のような沢山の仕事をしていても、もらえる給与は低いです。
コロナで今は落ち着いているようですが、毎月、月末の飲み会や、転勤、着任、新年会、忘年会など、転勤が最短２年ほどでくるので、ほぼ毎月飲み会があります。
もちろん自己負担です。
そのため、人によりますが、銀行員なのにお金を貯めることができません。
信用できない人間関係
旅行に行った際は、「お休みありがとうございます。」とお菓子を配らないといけないルールがあります。
お茶出しは女の人が担当だったりと、まだまだ男女差別が多いと思います。
窓口であれば、建前上は穏やかです。
しかし女性も多いので、既婚者、独身者での人間関係や、子供の都合での早退など、裏では何を言っているかわからないので信用しない方がいいと感じました。
北海道信用金庫庫を辞めたい、ノルマがやばい
業務とセールスの両立
新規口座制作、給与口座、アプリ登録、クレジットカード、投信金額、投信件数、保険、預かり資産等の項目があります。
前述で挙げたように通常業務を受付しつつ、セールスにも注力しないといけない環境です。
そのため、受付した事務も正確に行い、なおかつお客さんの情報を確認して……と、ミスをしないよう細心の注意をしながら作業をしないといけません。
限られた時間でとりまとめ業務も
そして、毎日の進捗管理や取入報告は必須でした。
なので、どんなに日中業務の仕事が残っていても、次の日までにまとめないといけないので大変でした。
しかし、窓口担当者は残業を減らす動きが強かったので、すぐに帰らないといけない環境でした。
もしとりまとめができていない場合は、日中にとりまとめ業務をしていました。
北海道信用金庫を辞めたい、将来性
ネット手続きの普及
地元の信金という面ではいいかもしれませんが、やはり大手銀行と比べると遅れをとっています。
ATMなど窓口の代わりはすでに存在していますし、わざわざ店頭にくる必要がないくらい、現在はネットで全ての手続きが済んでしまいます。
将来的には、窓口はさらに人が必要なくなると思います。
信用金庫の必要性
金融機関は、すべて大手金融機関に任せてしまった方が、社会のお金の管理がしやすいです。
大手金融機関の迅速さや、システムの便利さに比べると、信金のシステムの遅れを感じます。
無理に方向転換しようとして社員がついていけてない現状を見ると、信金や地方銀行そのものの存在の必要性に個人的に疑問を感じています。
時代の流れからも、現在は運用などのお客様との関係を密にする動きが強くなっています。
他社との差別化が難しい中で、将来性については、大変なところだと思っています。
参考：北海道信用金庫公式サイト
北海道信用金庫を辞めたい、どんな転職先があるの？
主な転職先
周りで転職している人は、リクルートやネイリスト、公務員、外資の営業マンなど、幅広い職種に転職をしています。
私も現在、デザインの勉強をしています。
接客でのスキルを使って営業職や、事務手続きのスキルを使って事務や会計など、幅広く転職が可能だと思います。
信金はプラスイメージ
信金は転職にマイナスなイメージを持っている人も多く、引き留めようと必死でいろんなことを言ってきます。
しかし、今はまだ信金というステータスは通じると思っています。
「銀行員や信金職員は、数字に強い」「堅い」「信用できる」など、プラスのイメージを持たれやすい業界だと思います。
頑張ってきた自分の強みを見つけ、転職に取り組めば、どこへでも羽ばたけると私は思っています。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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北海道信用金庫を辞めたい人におすすめの転職サービス
それでは里田さんのお話をもとに、北海道信用金庫や金融機関を辞めたい人におすすめの転職サービスをご紹介しておきます。
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担当者が若干ガツガツしている場合があるのですが、そこは銀行で培った交渉力があれば充分に受け流せると思います。
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