「金融機関から転職したいけど、資格が運転免許と銀行業務検定しかない…」
「ノルマやギスギスした人間関係はもういや!金融業界以外に転職したい」
「せっかくなら成長している業界へ転職したい」
そんなお悩みにお答えする記事を書きました。
・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
・毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・150人以上の転職相談にのった経験アリ
銀行員って入行してからも様々な資格を取得されられますが、銀行業務検定やFPなど他の業界へいくとあまり役に立たない資格が多いんですよね(涙
「この先ずっと、銀行で働いていても将来性もないしな…」
そんなあなた、プログラミングのスキルを身に着けて、IT業界へ転職するという手もありますよ。
・IT業界は成長産業
・未経験からでも転職できる
・IT業界がブラックなのはもはや過去のお話
・リモートワークや独立がしやすい
・対面、販売などのノルマがない
また、ひとくちにITといっても様々な職種があります。
中にはプログラミングを学習しなくても就ける職種もあります。
代表的な4つの職種についても後半部分で解説をしています。
将来のキャリアに悩んでいるあなた!
ITスキルを身に着けて、伸びている業界へ思い切ってキャリアチェンジするのもひとつの手ですよ!
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もくじ
銀行員からの転職先!IT業界の魅力
IT業界は求人が多い
コロナショックによって転職市場は全体的に縮小していく傾向となっています。ですがIT業界は求人の落ち込みが少なく、いまだ高い求人倍率をキープしています。
転職サイトdodaのレポートによると、2021年7月の転職市場でのIT・通信の求人倍率は6.41倍となっています。
転職希望者1人に対して6件以上の求人があるというデータがでました。
全業種の平均求人倍率は2.15倍ですので、IT・通信はなんと平均の3倍近い求人があります。
IT業界は将来性が高い
また金融機関で働く人の中には「銀行を含む金融業界の将来性が不安」と感じるかたも少なくないかと思いますが、IT業界はしばらくは心配がいりません。
今後、次世代ネットワーク5Gが普及することによって、AI、自動運転、ブロックチェーンなどの新技術が発展していきます。
現在ITを必要としていない業界でもIT化が求められるようになります。
そうなると自動車産業、農業、金融業などさまざまな産業へとIT従事者の活躍のフィールドが広がっていきますね。
今後もよりIT人材が求められる状況が続きそうです。
コロナショックでITのニーズはますます高まっている
2020年2月から流行した新型コロナウイルスの影響で、「リモートワーク」や「テレワーク」などの新しいワークスタイルの普及が一気に加速することになりました。
新しい生活様式にともないビデオツールや仕事自動化ツールなどが多くの企業で導入されるようになり、ITのニーズはますます高まってきているといえます。
衛生上の観点から、現金を使う人たちが大幅に減って「キャッシュレス化」が進むきっかけにもなりました。
ATMや金融機関の窓口に並んで現金を出さずとも、スマートにスマホやカードで支払いを済ませる人が増えています。
今後ますます金融機関の人員が削減されていく可能性が示唆されています。
人々の生活に、さらにITが浸透していく
コロナ禍によって飲食業、観光業、サービス業などが大きな経済的ダメージを受けましたが、いっぽうで大手通販サイトのアマゾンや楽天などは売上を大きく伸ばす結果となりました。
なるべく外出せずに通販サイトで買い物をすませる「巣ごもり消費」の需要が高まっていますので、実店舗からECサイトへの流れも加速しています。
外出の機会が減った分だけ家でスマホやネットを見る時間も大幅に増えたため、動画配信サービスのネットフリックス、YouTubeへのアクセスも過去最大となっています。
もはやITは私たちの生活になくてはならないものとなっており、コロナ禍によってさらにニーズが高まったといえます。
【参考】「日本経済新聞」2021年7月29日。IT人材、転職で3割超が年収アップ
フリーランスを目指す人、リモートワークしたい人にぴったり
また「いつかは独立してフリーランスになりたい」と考えている方にもIT業界は向いています。
IT業界で働くとさまざまな「スキル」が身に付きますので、そのスキルを生かしてフリーランスとして独立するケースも珍しくありません。
金融業界で働く方にとっては、独立して開業するためにはハードルが高過ぎますし、金融業のフリーランスだとなかなかイメージがわきません。
IT業界の場合、独立するために大掛かりな設備や店舗などの初期投資が不要。
パソコンなどの作業環境があればすぐに開業できるため、比較的独立しやすい業界だといえるでしょう。
一度ITのキャリアを持っておけば転職は容易
またIT業界には「ITパスポート」を始めとする数多くの資格があります。
必要な資格を取得しておくことで自分の能力を客観的に証明することができます。
資格の少ない業界と比べると独立のときにアピールできる武器となりますので、取得できる資格が多いことはIT業界で働くメリットのひとつです。
世の中が急速にリモート化している時代では、IT業界のワークスタイルは非常にマッチしているといえます。
特に「満員電車での通勤がイヤでしかたない」「子育てをしながら働きたい」と思っている方にとっては、リモートワークが可能なIT業界は選択肢のひとつとなるでしょう。
●横浜銀行からIT業界へ転職した女性の体験談はコチラ↓
念願のリモートワークができてとても満足しています!とのこと。
銀行員からの転職先、IT企業はもはやブラックではない
IT業界はイメージほどブラックではない
IT業界と聞くと「ブラックな企業が多い」というイメージを持つ方もいらしゃるかもしれません。
結論から言うと「近年のIT業界はブラックな企業はかなり少なくなっている」ので安心してください。
「IT=ブラック」なイメージが世間に広がったきっかけは、過去にシステムエンジニアの労働環境が悪かった時代があったためです。
映画や2ちゃんねるのイメージも
システムエンジニア業界は多重下請けの構造となっています。
下請けIT企業の社員は「いつも納期に追われている」「残業が多い」「給料が安い」という状況になりやすかったのです。
しかし近年ではこれ以上の人材不足を防ぐために、残業を減らす取り組みをしたり、無理のない納期を設定するなど業界全体が大きく改善されてきています。
新しい技術を導入するのが好きな人が多いので、IT企業の仕事内容はどんどん効率化されています。
IT業界の離職率は、実は平均よりも低い
厚生労働省で行われた雇用調査(2019年度)によれば、IT業界の離職率は9.6%となっており、他業種平均よりも低い結果となりました。
IT業界では自分のスキルアップを図るために転職を繰り返す人が多いことも考えると、この離職率の低さは業界が改善されているというひとつの目安となるでしょう。
さらに転職エージェントを使うと、ブラック企業を避けられる確率が上がるためうまく活用していきましょう。
他にも、金融機関からの転職先にIT業界がおすすめの理由
資格試験などでコツコツと勉強することに慣れている
金融業界で働く方へIT業界への転職をオススメする理由は他にもまだあります。
先ほどIT業界には資格が多いと説明しましたが、資格取得のための学習を苦手とするかたにとっては辛いポイントかもしれません。
もちろん未経験の業界へ転職となると、継続的な学習が必要となってきます。
この点、金融業界で働く方にとっては大きなアドバンテージとなります。
金融業界も資格の多い業界といわれているためコツコツと学習することに慣れている方が非常に多いためです。
例えば銀行員の場合だと特定の国家資格は必要ありませんが、入行前に「日商簿記」「ファイナンシャルプランナー」などを取得。
入行後も金融商品を扱うため「証券外務員」「生保・損保取扱資格」「宅地建物取引士」などの資格取得を求められるケースが多くなっています。
一般的に金融業界の方は「勉強慣れ」していますので、学習することの多いIT業界でもその点は問題なさそうです。
次に転職する時にスキルをPRしやすい
またIT業界の資格の多さは、転職するときに大きな武器となります。
IT業界の「資格」と「スキル」は独立を目指す人だけでなく、ITエンジニアとしてのキャリアアップを目指すときにも必要となってきます。
転職のとき、資格は自分のスキルを「見える化」できるためアピール材料となりますし、IT業界での実務経験は確実にスキルとして蓄積されるため評価されやすくなっています。
自分が今まで開発に携わったシステムも「ポートフォリオ」として転職先で注目されるポイントになります。
IT業界では、働きながらどんどん「チカラ」をつけていって、ライフスタイルの変化に合わせていつでも「転職」「独立」へシフトできる柔軟な働きかたを実現できます。
対面、販売などのノルマがない
金融業界に務めるかたにとって「ノルマ」を重く感じているかたは多いと思います。
低金利が続いている銀行では顧客に預金してもらうより、いかに金融商品を多く販売するかという経営戦略になってきていますので、求められるノルマも年々高まっているのではないでしょうか。
また対面による接客も、得意・苦手が分かれる分野であるため、苦手としている方にとってはストレスを感じると思います。
その点IT業界では職種にもよりますが、いわゆる「営業」や「接客」といった仕事からは解放されることが多いため、苦手としているかたには働きやすい環境といえます。
金融機関からIT業界へ転職する時の注意点
とはいえ、長時間労働や残業代が支払われないなど、いわゆる「ブラック企業」に当たる可能性もあります。
転職候補の企業をきちんと「目利き」することが大切です。
自社開発をしているか、もしくは開発の上流工程の会社か?
IT業界は下請け構造が多く、「孫請け」「ひ孫受け」など下流にいくほど取引先との交渉力が低く、残念ながらブラック労働になってしまう会社が存在します。
自社でシステムを開発・販売しているか、なるべく上流工程にいる会社を探しましょう。
その会社がどのような仕事内容を取り扱っているかは、企業のホームページを見ればおおよそわかります。
また、IT企業なのにそもそもホームページがない、などという会社もまれに存在します。
そのような会社は人材採用や新規案件獲得にリソースを割く余裕がないので、辞めておいた方がよいでしょう。
転職エージェントや転職サイトを上手に利用する
転職エージェントを利用すれば、ブラック企業をかなりの確率で避けることができます。
業界の知識が豊富なキャリアスタッフから直接、企業の事業内容や過去に離職者が多いかなどの情報を仕入れることができるからです。
また、転職エージェントや転職サイトを企業が利用するためには、掲載料や報酬を払う必要があります。
そのため、このようなサービスを利用している会社は資金に余裕があり、労働環境もプラスである場合が多いのです。
銀行員からIT業界への転職、どんな職種があるの?
システムエンジニア
システムエンジニア(SE)は、システム開発におけるリーダー的存在です。
システム開発の現場では「上流」の役割を担う仕事。
具体的な仕事はクライアントからの要望をヒアリングして、システム設計書を作成、プロジェクトチームへ指示、完成したシステムのテストなど広い業務内容を担当します。
IT業界の職種の中でもクライアントと接する機会が多いので、コミュニケーション能力が求められます。
またプロジェクトリーダーとしての役割も担うため、チームメンバーへの指示、プロジェクトチームの管理などのマネジメント能力も必要とされてきます。
プログラマー、インフラエンジニアからのステップアップとしてシステムエンジニアとなる場合が多いようです。
プログラマー
システムエンジニアが作った設計書をもとに、実際にプログラミングをするのがプログラマーの仕事です。
開発するシステムによってさまざまなプログラミング言語を使い分ける必要があり、多くの言語を身につけるとその分だけ仕事の幅が広がっていきます。
一見単調な仕事のイメージですが、プログラミング作業には物事を順序立てて考える論理的思考が求められます。
またほとんどの作業はひとりで行うことになりますので、エラーが出るたびに修正を繰り返す根気強さも必要となってきます。
ひとりで作業をするのが好きな人や、コツコツと地道に作業できる人には向いているといえます。
インフラエンジニア
主にサーバーやネットワークの設計・構築・運用を担当する縁の下の力持ちとして、より技術者としての側面が強い職種です。
インフラエンジニアは大きくサーバーエンジニアとネットワークエンジニアの2つに分別されますが、実際の業務では明確に分担されていないようです。
サーバーを構築するときにはプログラミングスキルが求められ、サーバーのセキュリティ対策なども行います。
OSに関するサーバー知識、ネットワーク機器の知識、セキュリティ知識、クラウドに関する知識など幅広い知識が必要とされています。
WEBマーケター
WEBマーケターはIT業界の中でも最近注目されている職種で、主にインターネットでの販売戦略を計画・実践していくのが仕事です。
WEBマーケターの仕事は集客・購入・改善に分けられますが、特に集客に重点が置かれています。
クライアントの商品を買ってもらうために、WEB広告の運用、WEBサイトの構築、SNSなどを駆使した広告戦略を行います。
コロナ禍によって今まで実店舗販売をしていた企業もからオンライン販売へシフトしてきているため、ますますWEBマーケターの需要は高まっています。
また文系出身者が多く、プログラミングが必須でないので、IT言語を学ぶのはニガテだけど将来性のある仕事に就きたいという人にもおすすめです。