「福井信用金庫を辞めたい」
「毎週見込み案件を詰められるのがもうイヤだ」
「給料も安いし、他に転職したほうがいいのかな…」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
福井県の福井信用金庫を退職して、地元メーカーの財務職へ転職した、小田さんからいただいた体験談です。
小田さん プロフィール
・33歳 男性
・県外の大学を卒業後、新卒で福井信用金庫へ入庫
・個人、法人営業を担当後、2年前に転職
・地元で知名度も高く、きれいな女性が多かった
・上司の言う事は絶対で、ノルマや付き合い残業がきつかった
・県下最大の信金なので、しばらくは安泰では
・転職先は、金融機関が多く、他にもメーカーや公務員になった同僚もいる
信用金庫は今でも地元で働きたい人にとってのよくある選択肢のひとつですが、それでも転職を考える人もいます。
最後までお読みいただければ、信用金庫を取り巻く「今」がわかって、あなたの進むべき道が見えてきますよ。
＜この記事をまとめた人＞
・年齢：30代後半 関西在住
・地元でリテール（個人営業）として奮闘中
・毎月１万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
福井信用金庫を辞めたい、入庫した理由
ふくしんは地元での評価も高い
大学は県外に進学したのですが、卒業を機に地元に戻ろうと考えた時に、合同説明会で知ったからです。
その時の担当者の方が好感を持てる方だったことが一つです。
その他の理由は、社会的評価の高さです。
田舎ですと、地域コミュニティの付き合いが発生してきてしまうので、そこも考えました。
金融機関勤めですと、周りから一定の評価が得られることも重視しました。
職員はきれいな女性が多かった
業務とは関係ない話になってしまい申し訳ないのですが、女性職員はきれいな方が多かったように思います。
営業で他の企業を訪れることが多かったので、それを実感しました。
私の勝手な見解ですが、窓口業務は女性の担当が多いので、採用時にその点も評価されていたのではないかと思います。
他の金融機関でもその傾向が伺えます。
研修や勉強会が充実していた
その他では、勉強会や研修が充実していたかと思います。
入庫時の研修は、3週間程度あり、他企業に就職した友人等に聞くと比較的長めの研修のだったです。
言葉遣いや応対マナーなどは徹底的に教えられた印象です。
他にも個別の取り扱い商品の勉強会や若手に向けた融資案件の研修もありました。
福井信用金庫を辞めたい、メインの理由
厳しい営業ノルマ
営業ノルマは、とにかく厳しかったです。
預金、融資、保険、投資信託など多岐にわたる上に、新規の案件の獲得に苦労しました。
信用金庫の特性上、同じ市町村に店舗が多くあるので、営業エリアが狭くなります。
原則、該当の支店の区域内に居住しているか、通勤している人に限定されるので、数年いると刈りつくしてしまうのです。
そういう背景は、上司も理解しているはずなのですが、具体的な打開策もないまま、精神論になるということは、頻繁にありました。
付き合い残業が多い
他には、残業をしなければならない雰囲気です。
年々、改善していきましたが、自分の業務は終わっているのに、上司が残っていると先に帰りにくい雰囲気があり、無駄な時間稼ぎをせざるを得ない時がありました。
いわゆるお付き合い残業です。
体育会系で飲み会が頻繁にあった
また、私が在籍したころは、コロナ前だったので、飲み会は頻繁にありました。
私は、体質的に酒があまり飲めないのですが、週末はほとんど参加していました。
半ば強制的に飲まざるを得ないので、大変苦労しました。
支店全体の飲み会もあり、上司に酒を注いで回り、自分の席に戻った時には、料理がないなんてことは、ざらにありました。
それでも会費は同額なので、やるせない気持ちでした。
福井信用金庫を辞めたい、ノルマがきつい
顧客から訴えられるケースも
獲得項目は、定期性預金、融資各種（事業性、住宅ローン、カードローン、自動車ローン等）、クレジットカード、保険、投資信託などがありました。
基本的に現役世代に営業したいのですが、働いている為、平日の日中ですと、不在の家が多いです。
担当している企業の社員の方等、数が限定されるので、新規獲得は難しかったです。
生命保険は、預金を多く持っているお年寄りにも営業をかけることがあったのですが、商品の説明に気をつかっていました。
私ではないですが、他の営業の方は、商品説明が不十分だった為、家族の方から訴えられるという、いわゆる事故案件となってしまった方もいましたので、非常に怖かったです。
パワハラまがいの指導もあった
休日出勤や閉店後の残業もありました。
現役世代に営業する為に、パンフレットを持参して飛び込みで営業をかけることも定期的に行っていました。
休日や閉店後は、店舗には入れないので、出勤実績や残業扱いにはならず、手当はもちろんつきません。
しかし、やらなければ上司からの厳しい叱責が待っているという無限ループに陥ることもありました。
福井信用金庫を辞めたい、将来性
合併して福井県内最大の信金へ
ふくしんは、何度かの合併を経て、県内では最大の信金でしたので、将来性については、申し分ないと思います。
競合となると、福井銀行や福邦銀行などの地銀ということになります。
ふくしんは、エリア内の住宅を一軒一軒訪ねたり、小さな商店や事業所にも顔を出すスタイルですので、地域密着という点では、負けていませんでした。
地元経済の再生が鍵となる
事業性の融資に関しては、競合することはありましたが、メイン融資でなくても、季節性の運転資金等を獲得できていた印象があります。
需要がすべて奪われるという心配はないでしょう。
今後も、県内の他の信用金庫と合併することは大いにあり得ると思います。
しかし、吸収される側になることは基本的にないので、まだ安泰だと思います。
参考：福井信用金庫公式サイト
福井信用金庫を辞めたい、どんな転職先があるの？
その後の転職先については、多岐にわたると思います。
つぶしがきかない業界と言われていたので、逆に幅広い分野に転職している印象です。
営業の方ですと、営業の自分の得意分野を生かして、保険会社や証券会社に転職する方が一定数いました。
その分野の商品の営業成績が高い人ほど転職していた印象です。
ヘッドハンティングされた方もいたようです。
信金の給料は高くはないので、大手の会社なら給与アップが見込めそうです。
保険会社や証券会社に限らず、他業種の会社の営業に転職する方も多かったです。
培ってきた営業スキルが生かせるのだと思います。
私は、地元で働きたかったので、メーカーの会計分野に進みました。
日頃から、企業の決算書を見る機会がありましたので、簿記の勉強にも取り組みやすかったです。
転職活動の際も、信金で頑張ってきた実務経験を評価していただきました。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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福井信用金庫を辞めたい人におすすめの転職サービス
それでは小田さんのお話をもとに、信用金庫を辞めたい人におすすめの転職サービスをご紹介しておきます。
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