「お願い営業ってそもそもどうしたらいいの?」
「上司からの詰めはキツイし、これはもうお願い営業するしかない!」
「お願い営業で使えるフレーズを教えて」
本日はそんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
この記事を最後までお読みいただければ、あなたもお願い営業の達人になれます。
明日から数字が取れてウッハウハ!
上司から詰められることもなくなります。
おねばんさん(@pleasebanker)からいただいたインタビュー記事をご紹介していきますね。
おねばんさん
・男性
・銀行員10年目
・法人渉外や新規開拓担当を経験し、現在は本部勤務
・得意なことはお願い営業
・自分への「ご祝儀」をおねだりする
・沈黙をうまく活用する
・ヤンチャな人にお願いしてみる
・施されたら、施し返す
<この記事をまとめた人>
・年齢:30代後半 関西在住
・地元でリテール(個人営業)として奮闘中
・毎月1万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
\あなたの市場価値が5分でわかる/
もくじ
お願い営業の達人が銀行を志望した理由
本当は小説家になりたかった
赤裸々、というよりぶっちゃけた話でいかせてもらいます。
実は「こういうことがしたい!」と思って銀行の門をたたいたわけじゃないんです。
本当は、小説家、もしくは出版業界に勤めたいと思っていたんです。
小学生くらいからオタク気質で、中学生くらいからはいわゆるライトノベルを趣味レベルで執筆してました。
就活で出版社も応募したが
大学生くらいには実際に各出版社の新人賞に応募したりしてて、そういう業界に進んでみたいという気持ちがありました。
ただ、私が就活をする頃は、小説家や出版業界は安定していないし、斜陽産業ともいわれる業界でしたので、その道に進んでいく覚悟がしきれませんでした。
父親は銀行員
父が銀行員だったことと、「銀行員は安定しているからいいぞ」という甘言(笑)に騙され、後先考え就活しました。
なんなら、銀行員をしながらでも小説は書けるだろうと、当時は軽く考えてました。
同時に受けていた出版社、名前も出してしまいます。
「アスキーメディアワークス」は最終面接直前までいっていたのですが、先に銀行の内定が出てしまったため、その時点で銀行の道に進むことに決めました。
なんとも前向きな理由ではないのですが、以上が私の志望理由になります。
現在の主な仕事内容
身バレが怖いのでマジで細かくはお話しできません(笑)。
申し訳ないですが、掻い摘んでお話しさせてください。
現在は本部のとある部署に所属しています。
ちょっと銀行らしからぬ、商社的な機能を備えたチームに所属させてもらっています。
「お金を貸す、お金を預かる、弊行の商品を提案する」等といったことをしない部署なので、ある意味新鮮な気持ちで働いております。
現役銀行員に学ぶ、お願い営業のコツと例文
ひとえにお願い営業と言っても、ターゲットになる人が変われば方法も変わります。
また、ある意味万能な手段も存在しますので、個人的な手法を説明させていただきます。
まずはどのターゲットにも使える手法から。
「ご祝儀」作戦
銀行には色々と付き合いがある
銀行と得意先の付き合い、特に長い付き合いのある取引先は、イベント等を重要と考える人は多いです。
銀行も、得意先が新しい事務所を建てた、社長の娘さんが結婚した、そういった場合に何かしらの対応をしますよね。
逆に、得意先も、銀行のイベントたびに何かしらお祝いをくれる人もいると思います。
自分のライフイベントを狙う
それは担当者のライフイベントも同じことで、「結婚しました」「子供が生まれました」「家を建てました」等をお祝いしてくれることが多いです。
私は何かとつけて、
「資格試験受かりました!」
「彼女ができました!」
「支店の業績が良かったです!」
と言い、そのたびに「ご祝儀代わりにお願いします!」とおねだりをしました。
調子のいい発言ですが、悪い気になる人はいなかったので、かなり万能的な手段のように思えます。
上司を悪者にする
これはおそらく皆さん使われてる手段かもしれませんが、上司を悪者にします。
「これが決まらないと、支店に戻れないです」
「支店長が、課長が、代理からいじめられます」等。
上司を悪者にして同情を買うわけですね。
これは使い古された手かもしれませんが、演技力があればいけます笑。
続いて、特定の人を狙う手段を説明します。
「無言」をうまく活用する
基本的に先方と話しているとき、無言が嫌なのでなんとか間をもたせるために話し続ける人がいますが、これは実は効果的ではありません。
特に、優しい人には話し続けるよりも「無言」をうまく使うことで、お願いを聞いてもらいやすくなります。
上記の同情を買うシーンなどでも、無言になることでより一層悲痛さが伝わります。
ぜひ、活用してみてください。
ヤンチャな人にお願いする
個人的にこれ良く使ってました。
「あ~この人、昔は絶対ヤンチャしていた人だ」って人の方がお願いしやすかったりします。
「なんか怖いからお願いしにくい」と思ってる人がいたら、明日から試してみてください!
意外と、優しそうでしっかりしてる人の方が、お願いしにくかったりします。
銀行との距離感というのをかなりきちんと決めているんだと思います。
忘れちゃいけない、お願い営業の心構え
マジでこれ気を付けないといけないのは、お願いはしたらしっぱなしではいけません。
お願いを聞いてもらっただけでは、その後の関係性が良くなりません。
お願いを聞いてもらったら、逆に向こうのお願いを聞きましょう。
また、先方のためになる提案をしましょう。
この世はギブアンドテイク。もらったら、差し出しましょう。そういう心構えは必要です。
お願い営業の達人が語る、銀行での営業生活
銀行の外回りで楽しかったこと
楽しかったことは、やはり法人営業の醍醐味の「新規開拓」ですね。
新しいお客さん、新しい提案、自分で新しい関係性を築いていくことは非常に楽しかったですね。
なにより新規開拓って、失うものがないので、好き勝手やれます!
自分で開拓したお客さんって、めちゃくちゃ仲良くなれますからね。
銀行の外回りで辛かったこと
とある店に転勤したての時、新規開拓を専門でやること命じられ、既存の取引先を没収されました。
なのに業績目標は従来のままという無茶苦茶な状態になり、当然目標は達成できず、上席から詰められる。
この時、初めて「悔し涙」というのを経験しました。
周りに味方のいない状況が、これほど辛いとは思っていませんでした。
今思えば、そういう現状を打開する行動をしなかった私も悪かったと思います。
お願い営業の達人に今後の夢を聞いてみた
まずはお金を稼ぎたい
単純にお金を稼ぎたいです笑。
仕事で頑張ることもそうですが、本業だけでお金持ちになれるとは思ってません。
そのためにブログによる副収入、投資による不労所得、そのほかにも様々な収入源を探っている最中です。
銀行を辞めることは考えてない
銀行を辞めようとは今のところ考えていません。苦しい思いを何度もしてきましたが、今は守るべき妻子がいます。
住宅ローンも組んでしまったので、安定した収入は手放せません笑。
ですが、銀行、会社に縛られた生き方はしたくありません。
色んなチャレンジを続けていきたい
今後、うちの銀行が無事でいられる保証はありません。
終身雇用の崩壊、リストラだっていつでもありうる社会です。
そうなった時、自分の身は会社ではなく自分で守れる状態にしていきたいと考えています。
ですのでこれからも、お金を稼ぐためにいろいろなことにチャレンジしていこうと思います。
何かを始めるのに、遅すぎるなんてことはないと思いますので。
おねばんさんのブログ「お願い営業のすゝめ」はコチラ
軽快な語り口でわかりやすく銀行のウラ話や役立つノウハウを書かれています。
ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょう。