「七十七銀行を辞めたい」
「企業体質が古すぎて、自分には合わない」
「もっと自由でのびのびと働ける会社はないのかな？」
今回は、そんなあなたのためのインタビュー記事をご用意しました。
宮城県の有力地銀、七十七銀行にお勤めの26歳男性からいただいた体験談です。
遠藤さん プロフィール
・２６歳 男性
・地元の大学を卒業後、新卒で七十七銀行へ入行
・預金係や個人営業を経て、現在は法人営業を担当
・東北地方では知名度抜群、充実の福利厚生
・イベントや資格の勉強で休日がほぼ潰れる
・野心家の支店長に当たると悲惨、ノルマの詰めがきつくなる
・企業体質が古く、真面目にやっている人が報われないと感じる
遠藤さんは、七十七銀行の古い体質やノルマ営業のきつさに嫌気が差しており、転職を考えているようです。
同じく地銀から転職を考えている若手の方や、もっとよい転職先がないかなと考えている方にとってとても興味深い話が聞けましたよ。
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＜この記事をまとめた人＞
・年齢：30代後半 関西在住
・地元でリテール（個人営業）として奮闘中
・毎月１万人以上が訪問する転職メディアを運営
・200人以上の転職相談にのった経験アリ
もくじ
七十七銀行を辞めたい、入行した理由
東北地方でも知名度抜群
地方銀行で宮城県の中でも年収が高く、大学でも説明会が開催されていてお勧めされている銀行でした。
また、先輩や知人が多く行っている銀行で、地銀の中でもシェアがあります。
知名度も高く評価されやすいと思い志望しました。
福利厚生は充実している
福利厚生がよく制度としては、各種社保、住宅融資、持株会、財形貯蓄、年金基金などがあります。
特に住宅融資に関しては銀行員という立場は優遇されていてマックス年収の８倍までは借りることができます。
宮城県は持ち家志向が強く、30歳くらいでマイホームを購入する先輩が多かったです。
また、産休・育児休業制度は当然の制度としてあり、女性社員でも働きやすい環境です。
七十七銀行を辞めたい、メインの理由
転勤の希望はなかなか通らない
七十七銀行で働く中で、合わないなと思った点は、転勤の多さです。
銀行にありがちだと思うのですが、3年前後の期間で転勤となります。
転勤先の希望については、定期的な面接等により、本人の希望を申告する機会があります。
ジョブエントリー制度などもありますとホームページには記載があるのですが、実際希望が通るのは半分程度で、希望が通らないこともたくさんあります。
そのため、独身だったために、自分は転勤先はかなり遠くになってしまい、不便な思いをしました。
休日がゆっくり休めない
・地域のボランティア
・取引先のイベント
・銀行業務検定などの勉強
などで、土日はほとんど潰れます。
東北は東京や大阪などに比べるとそれほどコロナが広まっていないこともあり、未だに週末イベントが強行されることもあります。
「自分のプライベートの休日の行動は制限されるのに、イベントには駆り出されるんだ……」
「コロナに罹ったら、労災降りるんだろうか？」
とやりきれない思いになります。
資格取得で土日は潰れる
また、「証券外務員」の資格取得を、内定をもらった段階で勉強しなければいけません。
そのため、大学の在学中でも勉強しないといけません。
また、運転免許の有無が内定に影響しないとホームページには書いています。
実際、友達で受けた人が自分と同じ大学で似たような成績だったのですが、免許証の有無で落ちたと思います。
なので、志望する際はできるだけ持っておいた方がいいと思います。
七十七銀行のノルマはきつい？
１年目から目標を持たされる
地域貢献や高い使命感に惹かれて入行したのですが、１年目から目標という名のノルマを課されます。
必要ない人に、クレジットカードの成約をお願いしたり、
資金が潤沢な企業に、お金借りてくださいと無駄な提案をしたり、
本当に世の中の役に立っているのかな、と疑問になる時がたくさんあります。
銀行ってもっとスマートなイメージがあったのですが、中身はバリバリの体育会系でした。
野心家の支店長に当たると悲惨
ノルマへの指導がきついがどうかは、ほんと支店長によります。
上への出世を狙う野心家の支店長に当たると最悪です。
「目標は全項目、12月までに達成しろ！」
「120％達成して当たり前だ」
と毎日のように激を飛ばしてきます。
正直、目標を達成しようがしまいが、ほとんど給料は変わらないので。
それだったら、もっと本当に世の中の役に立つ仕事がしたいんですけどね（涙。
七十七銀行を辞めたい、将来性
企業体質が古い
地元での取引についてトップシェアを確保しており、強固な顧客基盤を持っていることが強みです。
しかし企業体質があまりにも古いため働きにくいと感じつところがあります。
結局、声の大きい人、上に媚びを売る人がばかりが出世していき、真面目にやっている人は報われない風潮です。
社員の成長性が低いのでは
また、東北各県の地銀の中では優位なシェアを持っているが故に社員の成長性が低く、勉強しようという意思が弱い人が多いです。
会社全体で成長しようという考えがなく今後の成長は難しいと思います。
本業での収益は減少傾向
また、最近の利息の傾向上貸出残高が増加しているのにもかかわらず、利息がつかず本業収益は減少傾向にあります。
それを埋めるべく、コンサルティング営業の強化を目指し様々な取り組みを行っています。
しかし主体である本部が人員削減ですでにパンク状態であること、導入ツールが多すぎてついていけていない状態です。
参考：七十七銀行公式サイト
七十七銀行を辞めたい、女性は活躍できるのか？
女性は働きやすい環境
女性にとってはかなり働きやすい環境だと思います。
現在でも常時４０名程度の方が産休・育児休業を取得しています。
また、各行員とも職場復帰後もそれぞれの職場で、仕事と家庭を両立させ頑張っております。
これは事実で、私の周りの社員も結婚して子供を産んだ後に育休を取得し、それから社会復帰するような方も多くいらっしゃいました。
突発的な休暇も取りやすい
また、子供の用事によって会社を抜け出すことも可能です。
例えば、半休などを用いて子供の用事を済ませてから出社するなど融通が効く部分も多いかと思います。
でも、昔ながらの会社なので、男性社員や上司からはあまりいい目で見られないかもしれません。
七十七銀行を辞めたい、どんな転職先があるの？
自分が見ていておすすめの転職先候補としては、業務を通じて培った人脈を使う方法です。
企業の管理部門や財務部門のポジションを紹介してもらうのがいい方法だと思います。
実際に取引先からオファーがあって、そのまま転職した先輩もいました。
あとは公務員への転職も人気です。地元の市役所や県庁へいく人もいます。
福利厚生がよいのとノルマがないので羨ましいです。
仙台を中心に最近ではIT企業やベンチャーも多く進出してきています。
そのような所で、稼げるスキルを身につけて自分の価値を高めるのもありかなと思っています。
今後ますますのご活躍を祈念しております。
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七十七銀行を辞めたい人におすすめの転職サービス
それでは、遠藤さんのお話をもとに、銀行からの転職におすすめなサービスをピックアップします。
在職しながら転職活動もできます。
色んな求人を実際に眺めながら、今の職場と比較して、自分の価値を知っていくのがよいでしょう。
リクルートエージェント
業界No1の求人数がある、とのことで知名度も高いです。
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担当者が若干ガツガツしている場合があるのですが、そこは銀行で培った交渉力があれば充分に受け流せると思います。
自分の希望を第一に伝えたら、きちんと合う企業を提案してくれますよ。
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